1歳の誕生日を迎えるまでに赤ちゃんの行事っていろいろ立て込んでますよね。
その中の一つがお宮参りです。
調べてみると正装をして、神社に行って…ちょっと大変そうっていうイメージがありませんか?
今回はお宮参りの実際を私の体験をふまえて話をしていきたいと思います。
そもそもお宮参りって何のため? お参りのタイミングは!?
そもそもお宮参りってなんのためにしてどういうことをするのがものなのでしょうか。
お宮参りとは生後1ヶ月頃の赤ちゃんを連れて神社にお参りし、赤ちゃんのすこやかな成長をお祈りする儀式のことです。
大体は赤ちゃんの1ヶ月検診が終わった頃が母子ともに体調が安定する時期なので、その頃に行うことが多いようです。
生後3ヶ月くらいまでの間で行事に参加する人達のスケジュールに合わせて行うのがいいでしょう。
ではお宮参りとは何をするものなのか、ですが、神社に行って参拝し、祈祷してもらい、人によっては食事会をしてからお開きにする、というのが基本的な流れです。
参拝とは初詣のように鈴を鳴らし、「二礼二拍手一礼」で神様に祈ることです。
祈祷とは願いが叶うように神主さんに神様に祈りを捧げてもらうことをいいます。
このため祈祷をしてもらうには「初穂料」という料金が発生します。
金額は気持ちの大きさによっていくらでもいいとされていますが、相場は大体5000円から一万円といわれています。
祈祷はすべき? しなくても平気なの!?
祈祷はするべき?しなくても大丈夫?
結論からいうと、しなくても大丈夫です。
ちなみに私はしなかった人です。
それはなぜか?
もちろん子供が元気に育つよう願う親の気持ちは人一倍あります。
だけど我が家にはお金がない。
そう、一番の理由は「経費削減」です。
夫の収入に頼り切りの我が家にとっては各イベントごとの出費はかなりの痛手です。
我が家と同じように育児休暇をとっているママはできるだけ出費を抑えたいという方も多いのではないでしょうか?
お宮参りの次はお食い初め、その次は初節句、ハーフバースデー…など何かとイベントの多い1歳までは財布事情もママの頭を悩ませることのひとつですよね。
なので、そんな私と同じ状況のママはどのイベントをメインで行いたいかということを考えて計画を立てられるといいですね。
私の住む地域には元々お宮参りの風習はなく、近年流行の波が押し寄せて行われるようになってきたものでした。そのため両家の両親を呼ぶこともなくこじんまりとやる予定だったので
なるべくお金をかけないでやりたいと考えていました。
そのため赤ちゃんは通常、内着に白羽二重を着せて、その上からのしめと呼ばれる祝着を羽織るのが伝統的なスタイルといわれていますが、うちの子はそんなもの準備すらしませんでした。
なんといっても1度しか着ないものなのに買うと1万~数十万、レンタルでも5000円~5万円程とかなり値段が高いんです。
そのかわりに夫はスーツ、私はシックなワンピース、子供は袴ロンパースという神様に失礼にならない服装で行きました。
祈祷は最後まで悩みました。
夫は最後まで祈祷をした方がいいのでは?とか、祈祷してもらわなかったことでばちが当たったら…などと言っていましたが、最終的には少しでも経費削減、ということを優先させてもらって祈祷はしない方向で話が決まりました。
そのかわり、参拝の時のお賽銭は1000円しました!
お賽銭1000円って勇気いりますよね。
我が家の精一杯の気持ちと祈りを込めて、お賽銭箱に入れました。
その結果どうなったかといいますと…。
健康に全く問題なくすくすくと育っております。
検診で指摘されたこともなく、発達・発育に何の心配もなく元気に育っています。
人それぞれ方法はあるけど…大切なことは赤ちゃんが元気に成長することへの気持ち!!
経験者として言えるのは「大事なのは気持ち」ということです。
お宮参りだけでなく、いろいろな行事、しきたりというものは古くから行われていて大体堅苦しいものがほとんどです。
それが悪いということでは決してありません。
なぜならそれは昔の人が考えた祈りの捧げ方だからです。
私もお金と体力があれば正しいやり方でやってみたかったなという気持ちもあります。
なので伝統的なやり方でやってみたい、という方は両家の両親を招待し、正装で家族全員で祈祷してもらうというパターンを取ることは全然問題ないことだと思います。
しかし、そのやり方にとらわれすぎないことは、シングルマザーやシングルファーザーだったり、事実婚や週末婚など家族の形も様々になった現代ではとても大事なことです。
伝統的な流れだけでなく、私のように、一部を省略するやり方も問題ないと思いますし、最近ではスタジオで記念写真を撮るだけという人もいます。
自分達らしいやり方で楽しみながら自由にイベントを行えればそれでいいのです。
なので、形式にとらわれることなく自分達のやりたいように、また悔いの残らないように行うのが一番いいといえるでしょう。
全ての物事において、根本さえ間違えなければどんな方法で行ってもいいということです。
お宮参りであれば家族が赤ちゃんがすくすく育つように元気いっぱいに育つように願えばいいと言うことです。
それは家族ならば誰もが当たり前のように願うことですよね。
その思いさえあって、愛情たっぷりに育てれば、自然と赤ちゃんはすくすくと、そして元気に育って行くこと間違いなしでしょう。
どうか、形にこだわるのではなく、気持ちを大切にしていってくださいね。