「1キロって何メートル?」
「500gって何kg?」
「6畳の部屋ってどれくらいの広さ?」
こんなふうに、単位の換算でちょっと戸惑った経験、誰でも一度はありますよね。
単位換算は学校で習うけれど、大人になってからも意外と使う機会が多い知識です。
旅行、買い物、料理、引っ越し…ちょっとした場面でパッと単位がわかると、生活がとってもスムーズになります。
この記事では、そんな「知っておきたい単位換算の基本」を、中学生でも分かるようにやさしく解説。距離・重さ・面積・体積の換算方法はもちろん、覚え方のコツや便利なアプリもご紹介しています。
もう単位で迷わない!今すぐ役立つ知識を、ぜひチェックしてみてください。
距離の単位換算をマスターしよう!
1kmは何m?メートルとの関係を覚えよう
「1キロメートルって何メートル?」と聞かれたとき、すぐに答えられますか?
答えはズバリ「1,000メートル」です。
この関係は、距離の単位の中でも最も基本的で重要なもののひとつです。
キロ(kilo)という言葉は、もともと「1,000倍」を意味します。
つまり、1キログラムは1,000グラム、1キロメートルは1,000メートルというように、「キロ」がつくとそれは「1,000倍」になるのです。
学校でもよく習いますが、大人になってからも意外と使う場面は多くあります。
たとえば、ランニングの距離やドライブの移動距離など。
Googleマップなどで「目的地まで3.4kmです」と表示されると、「3,400メートルか〜」と換算できると距離感もつかみやすくなります。
ちょっとしたコツとしては、kmをmに変えたいときは「×1,000」、逆にmをkmに変えたいときは「÷1,000」と覚えるとスムーズです。
例:
-
2km = 2 × 1,000 = 2,000m
-
750m = 750 ÷ 1,000 = 0.75km
このように、キロメートルとメートルの関係をしっかり覚えておくと、生活の中で距離をイメージしやすくなり、計算もスピーディーになりますよ!
cmとmmの違いをスッキリ整理
センチメートル(cm)とミリメートル(mm)は、どちらもとても小さな単位ですが、それぞれの違いをしっかり理解しておくと日常生活がぐっと便利になります。
まず、1cmは10mm(ミリメートル)です。
つまり、「1センチは10ミリ」と覚えておけばOKです。
これは定規を見るとよくわかります。
定規には「1cm」ごとに太い線が引かれていますが、その間にある小さな目盛りが「1mm」ごとの印です。
1cmの中に10個の小さな目盛りがあることに気づくはずです。
具体的な例を挙げると、
-
5cm = 50mm
-
120mm = 12cm
のように変換ができます。
文房具やDIY、裁縫など、正確な長さを測るときに「cmとmmの違い」がとても重要になります。
また、小さいものを測るときはmmのほうがより細かく計測できるので便利です。
「cm=10mm」というシンプルな関係性をしっかり押さえて、長さの感覚を正しく身につけましょう!
よく使う距離単位の早見表
距離の単位換算は、数字が多くなると混乱しがち。
そんなときに役立つのが「早見表」です。
以下の表に、よく使う距離単位の関係をまとめました。
単位 | 読み方 | 換算例 |
---|---|---|
1km | キロメートル | 1,000m |
1m | メートル | 100cm |
1cm | センチメートル | 10mm |
1mm | ミリメートル | – |
この表を覚えておくと、頭の中でスッと単位換算ができるようになります。
特に子どもに教えるときや、計算が必要な場面ではとても役立ちます。
また、「km → m → cm → mm」という順番で小さくなっていくことも大切なポイント。
覚え方として「キメセンミリ」など、自分なりの語呂合わせを作るのも効果的ですよ!
「インチ」と「フィート」も実は簡単!
日本ではあまり使わない単位ですが、海外の映画やDIY動画でよく見かけるのが「インチ(inch)」や「フィート(foot)」という長さの単位です。
実はこれも簡単に覚えられます。
-
1インチ = 約2.54cm
-
1フィート = 約30.48cm
-
1フィート = 12インチ
たとえば、テレビのサイズで「42インチ」と書かれていたら、42 × 2.54 = 約106.7cm。
つまり、テレビの対角線の長さが、約1メートルあるということです。
アメリカやイギリスでは今でもこれらの単位が日常的に使われています。
旅行や仕事、海外通販などで目にする機会が増えているので、知っておくと便利です。
「インチ?フィート?ややこしい」と思わずに、ざっくり感覚で「インチ=約2.5cm」「フィート=約30cm」と覚えておけばOK!
日常生活で役立つ距離換算の場面とは?
距離の単位換算は、意外と日常のあちこちで使われています。
たとえば次のような場面があります。
-
ランニングやウォーキング:1kmごとの距離表示
-
旅行やドライブ:ナビで「あと500mです」などの案内
-
ネットショッピング:商品のサイズ表記(cm、mm)
-
テレビやパソコンの画面サイズ:インチ表示をcmに変換
-
家具のサイズ計測:部屋に収まるか確認するためのcmとmの計算
こういった場面で、距離換算がサッとできると「便利な人」「頭のいい人」と思われるかも!
また、家族や友人に教えてあげると、さらに理解が深まり、実生活でもどんどん使える知識になりますよ。
重さの単位をわかりやすく解説!
1kgは何g?グラムとの関係を覚えよう
重さの単位で最もよく使われるのが「キログラム(kg)」と「グラム(g)」です。
この関係はとってもシンプルで、1kg=1,000gです。
たとえば、お米5kgと書かれていれば、5,000gということになります。
逆に「500gの肉」と書かれていれば、それは0.5kgとも言えます。
この変換ルールは以下のように覚えられます:
-
kg → g にするときは「×1,000」
-
g → kg にするときは「÷1,000」
具体例:
-
3kg = 3,000g
-
1,500g = 1.5kg
こういった計算は、スーパーでの買い物や料理のときにも役立ちます。
たとえば、「1kgのお米を3つ買いたい」と思ったとき、合計で3,000gになりますよね。
こういう計算が自然にできると、生活がずっとラクになります。
また、小学校高学年や中学生の理科でも単位換算はよく出てきます。
今のうちから「1kg=1,000g」という基本をしっかり押さえておくと、後々も困ることはありませんよ。
mgやt(トン)ってどれくらい?感覚を掴もう
「mg(ミリグラム)」や「t(トン)」は、日常ではあまり登場しませんが、健康や産業などの分野ではよく使われる単位です。
ここで、それぞれがどれくらいの重さなのか感覚でつかんでおきましょう。
ミリグラム(mg)
-
1g = 1,000mg
-
つまり、1mgは1gの1,000分の1という非常に軽い単位です。
薬の成分量や栄養成分の表示で「100mg」といった表記を見たことがあるかもしれません。
たとえば、ビタミンCサプリメントに「500mg」と書いてあったら、それは0.5gです。
非常に小さな単位ですが、健康管理では重要です。
トン(t)
-
1t = 1,000kg
-
車や大型トラック、コンテナなどの重さを表すときに使われます。
たとえば、大型トラックの積載量が「5t」とあれば、それは5,000kgという意味です。
一方、日常の中で「t」を使うことは少ないですが、ニュースや経済の話題でよく出てくるので、感覚だけでもつかんでおくと役立ちます。
このように、mg → g → kg → tという流れを頭に入れておくと、どんな重さでも理解しやすくなりますよ。
キッチンでよく見る単位換算あるある
料理をするとき、重さの単位に困った経験ありませんか?
レシピで「砂糖 200g」と書いてあるけど、手元には「大さじ」や「カップ」しかない…なんてこともよくあります。
まず、キッチンでよく使われる重さの目安を以下にまとめます:
食材 | 大さじ1の重さ | 小さじ1の重さ |
---|---|---|
砂糖 | 約9g | 約3g |
塩 | 約15g | 約5g |
小麦粉 | 約9g | 約3g |
水 | 約15g(15ml) | 約5g(5ml) |
また、よく使う重さの感覚としては:
-
卵1個 → 約60g
-
バナナ1本 → 約100〜150g
-
牛乳パック(1L)→ 約1,000g(=1kg)
このように、重さと日常の「モノ」のイメージが結びつくと、単位換算も一気に身近になります。
料理の際には、キッチンスケール(はかり)がとても便利ですし、最近ではスマホアプリでも重さ換算ができるのでぜひ活用してみましょう。
国によって違う?ポンド・オンスの重さとは
海外製品を見ていると「lb(ポンド)」や「oz(オンス)」という単位を見かけることがあります。
日本ではあまり使わないこれらの単位も、旅行や通販では知っておくととても便利です。
ポンド(lb)
-
1ポンド(lb)=約 453.6g
-
約0.45kg と覚えると計算しやすいです
たとえば、アメリカで体重を測るときには「ポンド表示」が一般的です。
70kgの人はだいたい「154lb」です。
オンス(oz)
-
1オンス(oz)=約 28.35g
-
チーズやステーキのサイズでよく使われます
レストランで「8オンスステーキ」とあれば、約226gということになります。
日本と海外で単位が異なると混乱しやすいですが、おおよその換算を覚えておけば、通販でも自信をもって選べますよ!
重さの単位換算に便利なツール紹介
計算が苦手でも安心してください。
今は便利なツールやアプリがたくさんあります。
ここではおすすめの重さ換算ツールを5つ紹介します。
-
Google 検索
-
「500gは何kg」と検索するだけで一発変換できます。
-
-
単位変換アプリ(Unit Converter)
-
無料で使えるアプリ。重さ以外の単位も一括で変換可能。
-
-
クラシル・DELISH KITCHEN
-
レシピアプリ内で重さや分量の換算もサポートしてくれる。
-
-
Yahoo!知恵袋
-
具体的な料理材料の換算を他の人の質問で参考にできる。
-
-
はかりアプリ(スマホ対応)
-
一部のスマホでは、センサーを使って物の重さを測るアプリもあります。
-
「これ何gだろう?」と思ったとき、すぐに使えるツールがあるとストレスが減り、生活がグンと楽になります。
面積の単位もバッチリ理解!
m²(平方メートル)ってどんな広さ?
面積の基本単位「m²(平方メートル)」は、聞いたことはあるけど、実際どれくらいの広さなのかピンとこない人も多いかもしれません。
まず、1平方メートル(m²)とは、縦1メートル×横1メートルの正方形の広さのことです。
つまり、畳1枚分より少し小さいくらいの広さになります。
具体的に身近なもので例えると:
-
学校の机の天板:およそ0.5m²〜0.7m²
-
トイレの個室:だいたい1m²〜2m²
-
6畳の部屋:約9.72m²(後ほど詳しく解説)
このように「m²」は、家や部屋、建物など、あらゆる広さを測るのに使われています。
日本では不動産などでよく「◯◯㎡」と表記されていて、住宅の間取りや敷地面積などを表すのに欠かせない単位です。
たとえば、マンションのチラシに「60m²の2LDK」と書かれていたら、それは60平方メートルの面積があるという意味です。
感覚的には、ちょっと広めの1LDK〜コンパクトな2LDKぐらいの広さですね。
この「m²」という単位をイメージで理解しておくと、将来家を選ぶときや、部屋の模様替え、家具選びにも役立ちますよ。
畳(じょう)や坪ってメートルでどれくらい?
日本独自の面積表現といえば、「畳(じょう)」や「坪(つぼ)」です。
特に住宅に関する話ではよく出てきますが、実はこれらも「平方メートル(m²)」ときちんと換算できます。
畳(じょう)
-
関東間(いわゆる団地サイズ)→ 約1.55m²
-
中京間(一般的な住宅サイズ)→ 約1.65m²
-
京間(関西間)→ 約1.82m²
このように、地域や建物によって微妙に畳のサイズが違いますが、目安として1畳=約1.62m²と覚えておけばOKです。
坪(つぼ)
-
1坪=約3.3m²
-
つまり「畳2枚分」が1坪です。
よく見る表現:
-
「20坪の家」→ 約66m²
-
「30坪の土地」→ 約99m²
不動産のチラシや住宅展示場では「坪」で表現されることが多いので、平方メートルとの換算ができると便利です。
面積の単位換算の目安としては次のようになります:
単位 | 面積(m²) |
---|---|
1畳 | 約1.62m² |
1坪 | 約3.3m² |
1m² | 約0.61畳/約0.3坪 |
暮らしの中で部屋の広さをイメージする時、畳とm²の関係がわかっていると、感覚的にもかなり役立ちますよ!
ヘクタールやアールの使いどころ
「ヘクタール(ha)」や「アール(a)」は、広い土地の面積を測るときによく使われます。
特に農地や山林、公園、グラウンドなど、数百平方メートル以上の面積で登場することが多いです。
アール(a)
-
1アール = 100m²
-
縦10m × 横10mの正方形の面積
ヘクタール(ha)
-
1ヘクタール = 10,000m²(100a)
-
つまり、縦100m × 横100mの面積
身近な例でいえば:
-
小学校の運動場:約1〜2ヘクタール
-
東京ドーム:約4.7ヘクタール
-
サッカーグラウンド1面:約0.7ヘクタール
また、ニュースなどで「◯◯市が10ヘクタールの土地開発」と聞いたとき、どれくらいの広さかをイメージできるようになると理解も深まります。
ヘクタールやアールは学校でも習うけれど、日常ではなかなか使わない単位だからこそ、「ざっくり感覚」を持っておくのが大切です!
不動産でよく見る面積換算のコツ
不動産のチラシや住宅情報サイトでは、「m²」「坪」「畳」が混ざって使われています。
これを読み解くには、簡単な換算ルールを覚えておくと便利です。
よく使う早見表:
表記 | 換算の目安 |
---|---|
1坪 | 約3.3m² |
1畳 | 約1.62m² |
10坪 | 約33m² |
20畳 | 約32.4m² |
たとえば、「30坪の住宅」と書かれていれば、約100m²の広さがあることになります。
「1人あたり最低20m²〜25m²あれば快適」とも言われているので、100m²なら4人家族にちょうどよいサイズですね。
また、住宅ローンや家賃を考えるときも、「広さ」と「価格」のバランスを見る必要があります。
単位をきちんと把握できれば、ムダな費用を避けることにもつながりますよ。
学校や公園の広さを単位で比べてみよう
最後に、実際の施設の広さを面積単位で比べて、感覚をつかんでみましょう。
施設名 | 面積(m²) | 換算例 |
---|---|---|
小学校の教室(1室) | 約60〜70m² | 約18〜21坪 |
小学校の運動場 | 約10,000m² | 約3,000坪(1ha) |
一般的な公園 | 約2〜5ha | 約6,000〜15,000坪 |
東京ドーム | 約46,755m² | 約14,144坪(約4.7ha) |
このように、実際の広さを単位で比べることで、「m²」や「坪」「ha」といった面積の単位が、よりリアルに感じられるようになります。
家の広さ、公園の面積、イベント会場のサイズまで、面積の単位がわかれば世界がもっと立体的に見えてきますよ!
容積・体積の単位換算も覚えておこう!
1L(リットル)は何mL?基本の容量
まずは、もっとも身近な容量の単位である「リットル(L)」と「ミリリットル(mL)」について確認しましょう。
答えはとっても簡単!
1L(リットル)=1,000mL(ミリリットル)です。
牛乳パックやペットボトルでよく見る「1L」「500mL」といった表示、これはそのままリットルとミリリットルの関係を示しています。たとえば、
-
1.5Lのペットボトル → 1,500mL
-
350mLの缶ビール → 0.35L
このように、LをmLに変えるときは「×1,000」、逆にmLをLに変えるときは「÷1,000」というルールです。
計算例:
-
2.4L = 2,400mL
-
750mL = 0.75L
リットルは液体の容量を示す単位で、飲み物、洗剤、ガソリンなど、さまざまな商品で使われています。
家にあるものを見てみると、「ml」や「L」がついた表記がたくさんあるはず。
そうやって実物を見て覚えるのも、良い勉強になりますよ!
立方メートル(㎥)とリットルの違い
ここで一歩進んで、「立方メートル(㎥)」という単位についても理解を深めましょう。
これは体積を表す単位で、工事や水道、建築などの分野でよく使われます。
覚えておきたい関係は以下の通りです:
-
1立方メートル(1m³)=1,000L
つまり、「立方メートル」はリットルの大きな単位ということです。
なぜこのような関係になるかというと、
-
1m³(=1m × 1m × 1m)という箱の中には、
-
1,000個の1Lの水のペットボトルが入るということなんです。
例:
-
お風呂1杯分:約0.2〜0.25m³(=200〜250L)
-
水槽(大型):約0.5m³(=500L)
また、エアコンや加湿器などで「適応床面積:20m³まで」と書かれていることもあります。
これも空気の「体積」を基準にしているので、リットルに換算して理解するとわかりやすくなります。
リットルと立方メートルの関係を知っておくと、住宅設備や災害時の水の備蓄量を考えるときにも役立ちますよ!
調理でよく使う体積単位の考え方
料理のレシピには、「大さじ」「小さじ」「カップ」などの体積単位がよく登場します。
これらは全てミリリットル(mL)に換算することができます。
以下に、よく使う調理用単位の換算表をまとめます:
表記 | 容量(mL) |
---|---|
小さじ1 | 約5mL |
大さじ1 | 約15mL |
計量カップ1杯 | 200mL |
お玉1杯 | 約50〜60mL |
たとえば、レシピに「水 400mL」と書いてあれば、計量カップ2杯分になります。
また「大さじ3」と書かれていたら、15mL × 3=45mLということになります。
注意点として、同じ「大さじ1」でも食材によって重さは異なるという点があります。
たとえば、
-
水:15g(15mL)
-
油:13g(15mL)
-
砂糖:9g(15mL)
このように、体積は「どれくらい入るか」の単位、重さは「どれくらいの質量か」の単位なので、使い分けることが大切です。
慣れてくると、スプーン1杯の容量を感覚でつかめるようになるので、計量もぐっとラクになりますよ!
ガソリンや水の量ってどの単位で測るの?
ガソリンスタンドや飲料水のパッケージなどでは、「L(リットル)」という単位がよく使われています。
では、実際にどのような場面でどれくらいの量が使われているのでしょうか?
ガソリン
-
日本ではガソリンの販売単位は「1L」
-
一般的な乗用車:40〜60Lのタンク容量
-
軽自動車:30〜40L前後
たとえば、「ガソリン価格160円/L」で、40L給油すれば、160円 × 40L = 6,400円という計算になります。
水
-
ペットボトル:500mL、1L、2Lなど
-
給水タンク(防災用):10〜20L
-
家庭用浄水器の容量:数リットル〜10L
また、災害時の備蓄水として「1人1日3Lの水が必要」と言われています。
4人家族×3日分だと、36Lの水を準備しておくのが目安です。
このように、「リットル」は生活の中でとても重要な単位です。
自分の暮らしの中でどれくらいの容量を消費しているかを知っておくと、防災にも役立ちますよ。
容積単位のイメージをつかむ方法
数字だけではなかなかピンとこない容積・体積ですが、日常の「モノ」と結びつけて考えると理解がグッと深まります。
ここでは、身近なアイテムとその容量の目安をまとめてみました:
モノ | 容量(目安) |
---|---|
牛乳パック | 1L |
ペットボトル(500mL) | 0.5L |
お風呂1杯分 | 約200L〜250L |
消火器1本 | 約3L〜5L |
トイレの1回流し | 約6L〜13L |
こうした実物のサイズ感を知っておくと、「20Lってどのくらい?」と聞かれたときにも、頭の中にすぐイメージが浮かびます。
また、1m³(立方メートル)の箱に、1Lのペットボトルが1,000本入るという事実は、体積の大きさを知る上で非常にインパクトがあります。
容積や体積の単位は、日常でそこまで頻繁に計算するものではありませんが、感覚的に「これくらいかな?」とわかることがとても大切です。
ぜひ、自分の身の回りのモノで比べてみてください!
単位換算の覚え方・便利なコツ
単位換算の語呂合わせで覚えよう!
単位換算って、数字が多くてややこしい…というイメージを持っている人も多いですよね。
でも、語呂合わせを使えば、楽しく覚えられて忘れにくくなります。
ここでは、人気で覚えやすい語呂合わせをいくつか紹介します!
距離の単位(km→m→cm→mm)
「キメセンミリ」と覚えましょう。
-
キロメートル → メートル → センチメートル → ミリメートル
-
1km=1,000m、1m=100cm、1cm=10mm
この流れが体に染み込むと、計算も頭の中でサッとできます。
重さの単位(kg→g→mg)
「キグミ」=キログラム、グラム、ミリグラム
例)1kg = 1,000g → 1g = 1,000mg
容積(L→mL)
「1リットルで1,000ミリ」というリズムで覚えるとスッと入ります。
また、「立方メートル(m³)=1,000リットル」は「ミリ・センチ・メートル・リットル」の関係とセットで覚えておくと便利です。
語呂合わせは一度覚えると頭に残りやすく、暗記よりもスムーズに単位の感覚が身につくので、子どもにもおすすめの覚え方です!
図や表を使ってイメージで理解する
単位換算は数字だけで覚えようとすると難しく感じるものですが、「図」や「表」にして視覚的に捉えると、一気にわかりやすくなります。
たとえば、以下のような換算ピラミッドを使うと整理しやすいです。
距離の単位換算表
単位 | 換算(上の単位へ) | 換算(下の単位へ) |
---|---|---|
km | ÷1,000(→m) | ×1,000(←m) |
m | ÷100(→cm) | ×100(←cm) |
cm | ÷10(→mm) | ×10(←mm) |
学校の授業や家庭学習でも、こうした図表を使って学ぶと「感覚的にわかる」ようになります。
理解が深まり、覚えるのが楽しくなってきますよ!
暗記よりも「関係性」で覚えるテクニック
単位換算を覚えるときに、「とにかく数字を暗記しよう!」と思っていませんか?
でも実は、「なぜそうなるのか」という関係性を理解することが何より大切です。
たとえば、
-
1m = 100cm というのは、「1メートルを100等分すると1cmになる」から
-
1L = 1,000mL は、「1Lの水を1,000個に分けたら1mLずつになる」ということ
このように「どうしてそうなるの?」という視点を持つと、単位の意味が自然と頭に入ってきます。
また、日常生活に置き換えるとさらに分かりやすいです:
-
500mLのペットボトルは、1Lの半分だから0.5L
-
2kgの荷物は、1kgずつのカバンを2つ持つ感じ
こうした実体験をベースにして、「関係性」で理解していくことが、長期記憶につながります。
日常生活で単位を使う習慣をつけよう
単位換算を本当に身につけたいなら、日常生活の中で意識して使う習慣をつけることがとても効果的です。
たとえば、こんな場面で単位換算を意識してみましょう:
-
スーパーでの買い物
「このお肉500gって何kg?→0.5kg」 -
飲み物の量
「今日、水を何L飲んだかな?→500mLのペットボトル×4=2L」 -
料理中の計量
「砂糖30gって大さじ何杯?→大さじ約3杯(1杯=9g)」 -
ウォーキングやランニング
「3km走ったって何m?→3,000m」 -
旅行の荷物
「このスーツケース20kgってどれくらい?→米袋2つ分」
こうして、普段の生活にちょっとした計算や換算を取り入れていくことで、自然と単位が体にしみついていきます。
「ゲーム感覚」で楽しみながら単位に触れると、子どもも大人も楽しく学べて一石二鳥ですよ!
無料で使える換算アプリ・サイト5選
単位換算が苦手でも大丈夫!
今はスマホやパソコンで、サクッと換算できる便利なアプリやウェブサイトがたくさんあります。
ここでは、特におすすめの5つを紹介します。
-
Google検索
→ そのまま「500gは何kg」と検索するだけで即換算。最も手軽! -
Unit Converter(アプリ)
→ 多機能で、距離・重さ・体積・通貨なども一括変換。UIもシンプルで使いやすい。 -
単位変換WEB(https://www.convertworld.com/ja/)
→ 日本語対応。カテゴリー分けがしっかりしていて、専門的な単位にも対応。 -
クックパッドの計量換算ツール
→ 食材の重さと容量の目安が一目でわかる。料理好きにおすすめ。 -
ExcelやGoogleスプレッドシートの関数機能
→ 「CONVERT関数」で、単位の自動換算が可能。仕事にも使えて便利!
こうしたツールを活用することで、計算ミスを防ぎつつ、より正確な情報を得られるようになります。
特にお子さんと一緒に使う場合は、視覚的に操作できるアプリが人気ですよ!
まとめ
日常生活でも、仕事や勉強でも欠かせない「単位換算」。
今回は、距離・重さ・面積・体積といった基本的な単位について、それぞれの関係や覚え方、実際に役立つ場面を詳しく紹介しました。
単位の換算は、ただ暗記するだけでなく、語呂合わせや図表、実生活との結びつきで「感覚的に覚える」ことがポイントです。
たとえば、500mLのペットボトルは0.5L、1坪は約3.3m²など、実物や身の回りのものを使って覚えるとスムーズに理解できます。
また、最近では便利な単位変換アプリやWebツールも充実しているので、計算が苦手な人でも安心して使えます。
今後も生活の中で「これ何cm?」「何g?」「どのくらいの広さ?」と迷うことがあったら、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
単位換算のコツをつかめば、世界がもっと分かりやすく、楽しくなりますよ!