岐阜県可児市にある「ぎふワールド・ローズガーデン」は、世界中のバラが6,000品種以上も咲き誇る、日本最大級のバラ園です。
広大な敷地に咲き乱れる色とりどりの花々、香りに包まれる癒しの空間、そして家族やカップルで楽しめるイベントやグルメ…。
この記事では、ぎふワールド・ローズガーデンの魅力と、季節ごとの楽しみ方、周辺観光までをまるごとご紹介します!
「次の週末、どこへ行こう?」と迷っている方、ぜひ参考にしてください!
魅力いっぱい!ぎふワールド・ローズガーデンとは?
四季折々のバラが咲き誇るガーデンの概要
岐阜県可児市にある「ぎふワールド・ローズガーデン」は、日本最大級のバラ園として知られ、国内外から多くの来園者が訪れる花のテーマパークです。
園内には世界中のバラが約6,000品種、20,000株以上も植えられており、季節によってさまざまな表情を見せてくれます。
特に春と秋は見頃を迎え、まるでバラの海に包まれているような感動体験ができます。
このガーデンの特徴は、単なる観賞用の花壇ではなく、バラが持つ文化的・歴史的背景も学べる展示や体験が用意されている点です。
花に詳しくない方でも十分に楽しめる内容となっており、散策路や広場も整備されているため、年齢問わず快適に過ごせます。
さらに、バリアフリー対応もされているので、高齢の方やベビーカー利用者も安心です。
まさに四季折々の自然の美しさとバラの魅力を体感できる“花の楽園”といえるでしょう。
旧「花フェスタ記念公園」からのリニューアルの背景
「ぎふワールド・ローズガーデン」は、以前は「花フェスタ記念公園」として親しまれていました。
元々は2000年に開催された「花フェスタ2000ぎふ」の会場として整備され、長年にわたり多くの人々に愛されてきました。
しかし、近年の観光ニーズの変化に対応するため、2021年に大規模なリニューアルが行われ、現在の名称に改められました。
このリニューアルでは、「世界に誇れるバラ園」を目指し、より魅力的でインターナショナルな施設への進化が図られました。
名称に「ワールド」と加えられたことで、訪れる人に「世界中のバラと文化が集まる場所」というイメージを強く訴求しています。
リニューアル後は施設の設備も一新され、バラに関する展示の質も向上。
テーマ性のある庭園やフォトスポットも増設され、今では観光地としての魅力がさらにアップしています。
圧巻のバラ園!その規模と種類
ぎふワールド・ローズガーデンの最大の見どころは、なんといってもその規模とバラの種類の豊富さです。
敷地面積は約80ヘクタールと非常に広大で、これは東京ドームおよそ17個分にも相当します。
この中に約6,000品種・20,000株のバラが咲き誇り、それぞれのバラには品種名や原産国が表示されているので、バラの奥深さに触れることができます。
特に注目すべきは「世界のバラ園」「香りのガーデン」「テーマガーデン」など、目的別にデザインされた複数のゾーンがある点です。
たとえば「香りのガーデン」では、バラの香りに包まれながらリラックスできる癒し空間が広がり、「世界のバラ園」では各国を代表するバラの違いを楽しめます。
これほどまでにバラに特化し、文化・芸術性を融合した庭園は日本でも非常に珍しく、まさに“バラの聖地”ともいえる存在です。
家族連れ・カップルに人気の理由
ぎふワールド・ローズガーデンは、家族連れやカップルにとっても理想的な観光スポットです。
その理由のひとつが、園内の随所に設けられたくつろぎスペースやアクティビティ施設です。
子ども向けには広場やプレイゾーンがあり、自然の中で体を動かせる環境が整っています。
また、バラにちなんだクイズラリーやスタンプラリーなどのイベントも開催されることがあり、家族での参加にぴったりです。
カップルには、バラのアーチやハート型の花壇、写真映えするスポットが多く、思い出に残るデートが楽しめます。
敷地が広いため混雑しにくく、ゆったりとした時間が流れるのも魅力の一つ。
さらに、園内のカフェやレストランでは季節限定のローズスイーツなども味わえ、デートの締めくくりにもぴったりです。
非日常を感じられる空間で、家族の絆や恋人との距離も自然と近づくような場所、それがこのバラ園の魅力です。
施設の基本情報(営業時間・アクセス・料金)
ぎふワールド・ローズガーデンを訪れる前に、基本情報をしっかり確認しておくとスムーズです。
以下に、営業時間・料金・アクセス・駐車場情報をまとめた表をご覧ください。
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | ぎふワールド・ローズガーデン(旧:花フェスタ記念公園) |
所在地 | 岐阜県可児市瀬田1584-1 |
営業時間 | 9:00〜17:00(最終入園16:30、季節・イベントにより変更あり) ※イルミネーション時は夜間営業もあり |
休園日 | 火曜日(祝日の場合は翌日) ※冬季など臨時休園あり |
入園料 | 大人:900円 高校生以下:無料 ※バラの最盛期やイベント時は変動あり |
アクセス(電車) | JR「可児駅」・名鉄「新可児駅」から東鉄バスで約10分 |
アクセス(車) | 東海環状自動車道「可児御嵩IC」から約5分 |
駐車場 | 無料・約2,000台分完備(普通車・バス対応) |
公式サイト | https://www.gifu-wrg.jp |
このように、料金も手頃でアクセスも良好なため、家族連れやカップル、シニア層など幅広い年代に親しまれています。
特に駐車場が広く、車での来園がとても便利なのも嬉しいポイントです。
季節やイベントによって営業時間や料金が異なるため、訪問前には公式サイトをチェックするのがおすすめです。
季節ごとの楽しみ方とイベント情報
春:ローズフェスティバルの見どころ
春のぎふワールド・ローズガーデンは、まさに一年で最も華やかな季節。
毎年5月中旬から6月上旬にかけて開催される「春のローズフェスティバル」は、この施設の最大イベントのひとつです。
園内ではバラが一斉に開花し、まるで花のじゅうたんのような景色が広がります。
その数なんと約20,000株、6,000品種に及ぶ世界中のバラたちが、色とりどりの花を咲かせて訪れる人々を魅了します。
特に人気が高いのが、香りのバラが集められた「香りのガーデン」。
風に乗ってふんわりと漂うバラの香りが、五感すべてを癒してくれます。
また、この時期には様々な体験型イベントも開催されます。
たとえば、バラの花びらを使ったポプリ作りや、押し花アート体験、園芸相談会などがあり、大人も子どもも楽しめる内容になっています。
フォトスポットもこの時期は特別仕様になり、ハート型のバラアーチや巨大ローズウォールなど、撮影にもぴったりな演出が盛りだくさん。
園内のカフェでは「ローズソフトクリーム」や「バラ香るレモネード」など、春限定メニューも登場します。
春の陽気と満開のバラの中で、まるでヨーロッパの庭園に迷い込んだかのような優雅な時間を過ごせるのが、このフェスティバル最大の魅力です。
夏:緑と噴水が涼しさを演出
夏のぎふワールド・ローズガーデンは、暑さを和らげる自然の工夫があちこちに施されています。
6月末から8月にかけてはバラのピークは過ぎますが、それでも「夏バラ」と呼ばれる種類が元気に咲いており、ガーデン全体が緑の美しさで包まれます。
特に注目したいのが、園内にある大噴水エリア。
水の流れる音とともに涼しげな空間が広がり、ベンチでひと休みするのに最適です。
また、夏には「サマーフェスタ」として、子ども向けの水遊び広場や、夕方からのビアガーデン風イベントなどが行われることも。
家族でのんびり楽しむにはぴったりの季節です。
さらに、木陰の多い散策路やハーブ園では涼しさを感じながら自然とふれあえるので、暑さが気になる方でも安心して訪れることができます。
園内にはミストシャワーの設備も設置されており、熱中症対策にも配慮されています。
夏のおすすめは、夕方から訪れる「サンセットローズタイム」。
日が傾き始めた時間帯に見るバラ園は、昼とはまた違った幻想的な雰囲気を楽しめます。
人も少なく、ゆったりとした時間が流れるのが魅力です。
涼しい時間帯を狙って訪れれば、夏でも快適に自然と花を楽しめる場所です。
秋:秋咲きバラと紅葉のコラボ
秋になると、ぎふワールド・ローズガーデンは「秋バラ」と紅葉のコラボレーションが楽しめる幻想的な空間に変わります。
特に10月中旬から11月下旬にかけては、秋咲きのバラが見頃を迎えます。
春よりもやや小ぶりな花ですが、気温が下がることで色鮮やかに咲き、香りもより一層濃厚になるのが秋バラの特徴です。
この季節ならではの楽しみは、なんといっても紅葉との共演。
園内に植えられたモミジやカエデ、サクラの木々が赤や黄色に色づき、バラの花と美しいグラデーションを作り出します。
写真好きにはたまらない、まるで絵画のような光景が広がります。
展望台からは園全体を見渡せるため、秋ならではの絶景を一望できるおすすめスポットです。
イベントとしては「オータムローズフェスタ」が開催され、秋限定のローズスイーツや紅葉をテーマにしたフォトコンテストなども行われます。
園内のガーデンショップでは、秋植えにぴったりのバラ苗や球根なども販売されており、ガーデニング好きには見逃せないシーズンです。
ゆっくりとした時間が流れる秋のバラ園は、読書の秋、芸術の秋とも相性が良く、大人のリラックスタイムにぴったりです。
冬:イルミネーションイベントも開催
冬のぎふワールド・ローズガーデンも見逃せません。
特に12月には「ウィンターイルミネーション」が開催され、昼間とはまったく違った幻想的な世界が広がります。
園内全体が数十万球のLEDライトで彩られ、夜のローズガーデンがきらめく光の迷宮に変身します。
光のトンネルやバラのオブジェがライトアップされ、ロマンチックな雰囲気はカップルの冬デートにも最適です。
冬の時期は花の数こそ少ないものの、イルミネーションを中心に楽しめる工夫が満載。
暖かい飲み物を片手に散策したり、ホットチョコレートやローズティーなどの限定メニューも楽しめるのが魅力です。
また、イベント時には地元のクラフトマーケットやグルメ屋台が出店することもあり、夜のピクニックのような楽しみ方ができます。
冷え込む季節ではありますが、各所に暖房スペースやホットドリンクの販売があり、寒さ対策も万全。年末年始にはカウントダウンイベントや、初詣とセットで訪れる人も少なくありません。
冬ならではの「静けさ」と「華やかさ」が両立した、特別な時間を過ごすことができます。
年間イベントカレンダーの紹介
ぎふワールド・ローズガーデンでは、1年を通して多彩なイベントが開催されています。
以下に主な年間イベントをカレンダー形式でまとめました。
月 | イベント名 | 内容 |
---|---|---|
5〜6月 | 春のローズフェスティバル | バラの最盛期、花と香りに包まれる園内 |
7〜8月 | サマーフェスタ | 水遊び・夕涼みイベント、夏バラ鑑賞 |
10〜11月 | 秋のローズフェスティバル | 秋バラと紅葉のコラボが見どころ |
12月 | ウィンターイルミネーション | 夜間開園&ライトアップイベント |
通年 | 体験型ワークショップ | ポプリ作り・押し花・ガーデニング講座など |
季節ごとに訪れる楽しみが変化するため、何度訪れても新しい発見があります。
リピーターが多いのも納得の理由ですね。