生後間もない時はごくごく飲んでいたのにある時期
を過ぎると遊んでばかりで飲まなくなった…なんて
赤ちゃんいませんか?ママはいつもより飲まなくなった
赤ちゃんを見てどこか具合が悪いんじゃないか?
栄養が足りなくなるんじゃないか?
脱水になるんじゃないか?
などいろいろ思いを巡らせて心配になりますよね。
でも、大丈夫。遊び飲みは赤ちゃんの成長の証なんです。
今回は赤ちゃんの遊び飲みの原因と対応の仕方について
お話していきます。
なるほど!当てはまる!遊び飲みって言うんだ!
まず、赤ちゃんの遊び飲みとはどういうものなのか気になりますよね。
「遊び飲み」とはその名の通り赤ちゃんが遊びながら
母乳やミルクを飲むこと。
赤ちゃんの遊び飲みの特徴はどいうものかというと
・乳首をくわえているだけで飲まない
・周りをきょろきょろと見渡して集中出来ない
・ニコニコ笑っているだけで吸い付かない
・乳首を噛んだり引っ張ったりして吸い付かない
・乳首に吸い付きはするが少し飲んだだけでやめてしまう
飲むことに集中できないため、赤ちゃんのミルクを飲む量が減ったり、
飲む時間が長くなったり、飲ませる時に赤ちゃんが
暴れたり。ママを困らせる原因の一つです。
これ、経験した人には分かるのですが、本当に大変!
うちの子はこれ、全部当てはまりました。
そしてそんな遊び飲み、ある日突然やってきました。
遊び飲みは赤ちゃんの成長の証! 時と場所によって頻度も変わる?
一般的に赤ちゃんの遊び飲みとはいつからいつまで続くものなのでしょうか?
始まりは生後3~4ヶ月頃からと言われています。
生後3~4ヶ月頃の赤ちゃんは目が見えるようになり始めて
周囲のものや音に興味を持ち始めます。
なので赤ちゃんからしてみると初めて見るものや
音が気になってしょうがない!という感じです。
このため母乳やミルクに集中出来ないんですね。
それって、いろいろな感覚が生まれたときよりも鋭く
なったという成長の証なんだということです。
こうして赤ちゃんの立場になって考えると、納得ですね。
うちの子は一般的に言われている生後5ヶ月の頃から
遊び飲みをするようになりました。それから激しく
なったのは生後7ヶ月から。そう、一般的な開始
年齢はあくまで目安。あくまで遊び飲みをし始める
時期は個人差があることをお忘れなく。
そして、タイプもそれぞれ。
・たまに遊び飲みするタイプ
・常に遊び飲みをするタイプ
・全く遊び飲みしないタイプ
いろんなタイプがいます。そして同じ赤ちゃんでも
日によってタイプが変わったりもします。
うちの子は基本的にはたまに遊び飲みをするタイプ。
でも実家に帰った時などは常に遊び飲みをするタイプ
へと変貌を遂げます。見慣れた景色じゃないので、
いろいろ興味をそそられるみたい。キョロキョロして全く
飲まなくなります。なので、外出というと本当に大変です。
大変だといつまでこれが続くんだろう…って気になる
ところですが、これにも個人差はあるんでしょうけど、
残念ながら卒乳までずっと続きます。
なのでこれからお話しする対策をしっかり実行して
ママのストレスを少しでも減らして乗り越えていきましょうね。
赤ちゃんの成長は素直に喜びたい! でも授乳に集中させるには?
赤ちゃんの遊び飲みの原因が、赤ちゃんの感覚が鋭くなる
ことで起こるということが分かりましたよね。
赤ちゃんの感覚が鋭くなるということは、赤ちゃんは
いろいろなことに気付いたり、気になったりするということです。
それは目で見えるものや耳で聞こえるものだけとは限りません。
そしてそれらの原因が複数合わさって母乳やミルクに集中できない
なんてこともしばしば起こりうることです。
じゃあ、どうしたらいいの?というと、簡単に言えば
赤ちゃんの気になることを取り除いてあげれば
母乳やミルクに集中できるということです。
ということで、赤ちゃんの気持ちになって
対策を考えてみることにしましょう。
・目新しいものいっぱい!→集中できる環境作りをする
これが一番の原因だと言っても過言ではないです。
好きなおもちゃがちかくにあったり、動くものが目に
見えたり、変な音が聞こえたり。ちょっとでも
気になるものがあると赤ちゃんは集中できなくなります。
そして遊ぶことに夢中になっちゃうものです。
夜寝る前の授乳はスムーズにいくのに日中はうまくいかない
なんてことありませんか?そんなたまに遊び飲みのタイプの
子の原因はまずこれであるといっていいと思います。
なのでとにかく集中できる時間を作るために
・テレビなど音の出るものは消す
・母乳派の人は授乳ケープなどで見えないように隠す
・おもちゃを近くに置かない
・別室に移って飲ませる
などの工夫をすることでまとまって飲むようになることが多いです。
うちの子は何でも興味津々でまさにこれが原因でした。
なので毎日格闘しながらもうまく気がそれないように
環境に気をつけながら飲ませています。
・おなかがいっぱい!→時間をずらす
赤ちゃんは満腹中枢が未熟でおなかがいっぱいという
感覚がないのでついつい飲み過ぎてしまう、という話
も聞きますが、それも生後3ヶ月頃から徐々に満腹感が
出てきて自分で飲む量を調整できようになります。
なので当然飲みたくなければ飲みません。
飲まなければ時間をずらしてみることをおすすめします。
・歯がムズムズする→思う存分遊ばせて飲ませる
歯が生え始める頃は歯茎がかゆくなっていろんなものを
噛んだり、ブーブー口を慣らして唾を吐いたりよくします。
そんな時期は乳首をくわえさせるとガシガシ噛んで全く
吸い付くことをしません。そんな時はミルク派はしばらく
乳首を噛ませてあげる、母乳派は一度やめて他のものを噛ませて
あげてから10~30分程感覚をあけて再挑戦すると飲んでくれたりします。
それでもダメならそれを何度か繰り返します。
そうするとそのうちに飲んでくれるタイミングが現れます。
これもまた根気が必要ですね。
・母乳やミルクの味が気に入らない
→母乳派は食事に気をつける、ミルク派はメーカーを変える
赤ちゃんの味覚もどんどん研ぎ澄まされていって
味にも敏感になっていきます。このため母乳だと
ちょっとしょっぱい、と感じたら飲まなくなったりする
こともあるそうです。ミルクだといつも飲み慣れている
味のはずなのに、ある日突然変な味に感じる、なんて
グルメな子もいるみたいです。
母乳派はしょっぱいものや甘い物を食べすぎないなど
気をつければすぐに味を変えられるので試しやすいですが、
ミルク派は残ってるミルクどうしよう?とか、
また新しいミルクを買って気に入らなかったら…
なんて考えるとすぐには試しにくいですよね。
なので、これは最終手段と考えてください。
確かに味に敏感になってくるのですが、それでも究極喉が
乾いていたりおなかがすけば赤ちゃんは飲みます。
なので赤ちゃんが飲みたくなるのを根気強く待つのが
っていう時になったらミルクを変えるなどしてください。
ちなみに今はいろいろなショップやネット、薬局などで
試供品がもらえたりするので、それを取っておくと
いざというとき便利です。
・哺乳瓶の乳首の形が気に入らない→いろいろ試すか元に戻す
母乳だった人がミルクにした時や哺乳瓶を変えた時などに、
「あれ?いつもと違うな」と赤ちゃんが変化を感じ取って
吸い付かなかったり、いつも飲んでいた乳首の穴が
小さくなって出にくかったりして飲まなくなったりする
ことがあります。
うちの子は生後6ヶ月の時にミルクを嫌がるようになりました。
毎回少し飲んではすぐ飲むのをやめてしまうという感じで
ミルクの飲む量も半分位に減ってしまいました。そんな時に
試したのはこれ。実はうちの子は生後6ヶ月以降も乳首は
Mサイズを使っていて、穴が小さくなったと考えたんです。
なのでLサイズにしたものの、それでも飲まなくて。
結局LLサイズを買いました。
飲みっぷりがいい子なのでもっと穴が大きい方がいいのかな
と考えてLLサイズを買ったのですが…。これは失敗。
穴が大きすぎて飲ませるときにたれてくる位でした。
赤ちゃんもだくだく出てくるので飲みにくいらしく
もっと飲まなくなって、結局Lサイズに戻しました。
Lサイズにしたばかりの時は慣れなかったのかしばらく
吸い付きは悪かったですが、今ではお気に入りの乳首のようです。
と、いうことで毎回遊び飲みをするタイプの子は乳首が
気に入らないこともあるかと思うので一度変えてみること
をおすすめします。
そして新しいものを受け入れるのは赤ちゃんも時間がかかるもの。
なので劇的に状況が良くなることはないので少しずつ変化に
慣れてもらうように待つことが大事です。
・自分に集中してほしい!と思ってる
赤ちゃんなんて究極のかまってちゃんですよね。ママの注意が
自分に向いてないなんて分かれば、こっち向いてー!と
言わんばかりにじたばたしたり、体を反らせたりするものです。
なので授乳の時間は赤ちゃんとのコミュニケーションの
時間だと思って、少しの間スマホを置いて、赤ちゃんと
向き合って話しかけてあげると案外スムーズに飲んでくれたり
しますよ。
赤ちゃんの成長の証といっても一日に何度も行う
授乳に時間がかかったり思うようにいかなかったり
するとママのストレスもMAXになってしまいますよね
そんな時は究極「赤ちゃんはおなかがすけば飲む!」と
思っていればOKです。
赤ちゃんはみんな、マイペースです。
ママがどしっと構えていれば赤ちゃんも安心して
すくすく育ってくれるものなので、あまり悩まず
考えず、毎日を楽しく過ごしていきましょう。