子供は一般的には1歳前後から、言葉を話し始めると言われています。
個人差が大きいので、焦らず成長を見守りましょう。
とは言っても、1歳を過ぎても言葉が出ないと心配になりますよね。
私もそうでした。
1歳検診の時に、発達相談を受けて、親子保育を進められました。
親子保育に行くも、何の変化もない息子を見て、不安でたまりませんでした。
息子が話し始めたのは1歳5か月頃と遅く、意味のある言葉がなかなか出てきませんでした。
そんな息子が言葉を覚え始めたきっかけがあったんです。
一度言葉を覚えると、そのあとどんどん言葉を話すようになりました。
1歳検診前から話しかけや読み聞かせを実践していても徒労だった??
1歳検診に行った時に、保健士さんから、「たくさん話しかけて絵本をたくさん読んであげてください。」と言われました。
もちろん検診前から実践していました。
一日中寝ているとき以外は話しかけていました。うるさいくらいに・・・。
お散歩のときも、ベビーカーに向かって「天気が良いね!虫がいるよ!」など、他の人が見れば怪しい人と勘違いされるくらい話していました。
息子は、声に反応しこちらを向いてくれますが、言葉は出ません。
もちろん絵本も読み聞かせしようと思いました。
しかし、絵本はびりびりにちぎられ無残な姿に・・・。
息子にとって絵本は『読む』のではなく『遊ぶ』ものだったようです。
友達の子供は、歌が好きなので童謡を歌ってるうちに言葉を覚えたそうです。
早速実践しました。
息子にとって童謡は子守歌だったようで、深い眠りにつきました。
どうすれば言葉を話してくれるんだろう。
インターネットで色々調べ、効果があると書いているこは実践しましたが、惨敗続きでした。
決めつけずに子供の個性を活かした結果、それは突然起こった!?
それは突然起こりました。
ある日テレビで歌が流れた時、「にゃ~ん」「ワンワン」「ボール」「バイバイ」と聞こえてきました。
夫婦で顔を合わせて、固まってしまいました。
息子がテレビを見て、言葉を発したのです。
歌と言っても、童謡ではなく歌謡曲に近いような歌です。
子供が聞いて喜ぶような音楽ではありませんでした。
息子はアップテンポの曲が流れると、左右に揺れ踊りながら所々の歌詞を言葉にしていたのです。
一緒に踊って歌うと、息子も楽しそうに言葉を並べていました。
保健士さんに話すと、「子供にとってもお母さんにとってもストレスがなく楽しく伸ばせる良い方法ですね。」、と褒めてもらえました。
子供だからこう。みんながこうだから。と決めつけて無理に押し付けるのは良くないと実感しました。
子供にも好みがあって、子供が興味を持っているものを使って言葉を促す。
子供が楽しく過ごせていると、お母さんたちもストレスなく育児ができますよね。
焦らず言葉を学ばせたい!子供と本気で向き合うことの大切さとは!?
言葉が話せると、親子のコミュニケーションがとれ、グンと育児が楽になります。
1歳~1歳6カ月頃から単語以外にも「ねんね」や「取って」などの言葉がどういう意味かを理解できるようになると言われています。
息子の場合は、言葉の話し始めが遅かったので、理解できているか不安でした。
言葉の意味を理解しやすいように「こっち、行く。」と簡単な単語を使いました。
加えてジェスチャーを取り入れ話しました。
遊びの最中に「お昼寝だよ。ねんねだよ。」と言っても無言。
公園から家に帰る時も「お家に帰るよ。」と言っても無言。
返事をすることはありませんでした。
耳が聞こえにくいのかと心配になり、耳鼻科に行き診察しても問題なし。
原因がわからず、不安になりました。
ある日病院に行ったとき、注射と勘違いした息子はギャン泣き。
「大丈夫だよ。注射はないよ。」と伝えても泣き止まず困っていると、
「おうち、帰る!」
息子が2文語を初めて話しました。
と言うか、言葉の意味理解してるやん・・・。
息子は言葉の意味を分かっていたのです。
分かっていて、無言を貫いていました。
原因は、遊びたいから。
ねんねしたくない。帰りたくない。もっと遊びたい。
「イヤ!と言っても遊べなくなるなら聞こえないふりをしよう」と思ったようです。
私は、斜め上いく息子の反応にみごとに振り回されました。
言葉だけでなく、いろんな表現方法も自分で考えているんだなぁ、と感心しました。
言葉が出ないと、心配で不安になりますよね。
私も不安でいろんな人に相談し、いろんな方法を実践してみました。
分かったことは、子供一人一人に合った方法があるという事です。
「育児には絶対は無い」
よく聞く言葉ですが、まさにその通りですね。
その一つを探すのも大変だと思います。私がそうでしたから。
子供の好きなことから、楽しく言葉を促せる様にしたい。
そう思い、本気で踊りながら歌いました。
本気で取り組むと子供にも通じたのか、言葉を発しながら一緒に楽しんでくれました。
子供って本当に親のことをよく見てくれているんですね。
子供と向き合うことで、子供の意外な一面が見え、私も成長できました。
子供は言葉や表現方法など、日々の生活の中で色々な成長を繰り返しています。
その成長を焦らず見守っていきたいですね。