ワンオペ育児だと1人でお風呂に入れるのも大変なのでシャワーでさっと済ませられたらいいなと考えたりしませんか。
そして暑い夏の日なんかは特に湯船で入れると赤ちゃんものぼせやすいですしパパママも大変です。
今回は赤ちゃんもシャワー浴だけでも大丈夫なのかについてお話ししていこうと思います。
義姉の意外な褒め言葉のポイント!赤ちゃんはシャワーだけでいいの?
とある日にうちの子と数ヶ月しか違わない赤ちゃんがいる義姉とお風呂の話になりました。
義姉から「お風呂ってどうやって入れているの?」と聞かれたのです。
私はワンオペなので入れるのは大変ですが、自分が先にシャワーを浴びて子供と一緒に湯船に入って洗ってあげてあとは家中駆け回りながら着替えさせたりしているよ、と答えました。
すると義姉から「随分しっかり入れてるのね」とのお言葉が。私はどのポイントを褒められているのかさっぱり分かりませんでした。
何故なら赤ちゃんのお風呂は湯船で体を洗ってあげる以外想像できなかったからです。
ただ当たり前のことをしてるだけ、という感覚でした。
そのため私は逆に義姉にどうやってお風呂にいれているのかたずねました。
すると「シャワーでさっと体を流してボディソープでさっとなでて終わり」という答えが返ってきました。
私は驚愕しました。
えっそれで終わり?それでいいの?許されるの?と思いました。
ちなみに義兄は9時~17時の時間ぴったりの仕事なので義姉はワンオペではありません。
お風呂に入れる係は義兄だそうです。
私は正直まねしたくないなと思いました。
だって義姉の子供は12月生まれで一度もお風呂に浸かったことがないんですよ?
真冬も寒い中シャワーで済ませていたなんてさすがに赤ちゃんが可哀想すぎますよね。
しかも2人揃って入れることができるのならば義兄1人に任せるのではなくて2人で協力して入れてあげればいいのに。
しかし家庭にはそれぞれ事情がありますしお風呂の入れ方だって十人十色です。
私の入れ方が100%正しいわけでは決してないですしなにより義姉と義兄2人とも納得しているようだったので私はそれ以上なにも言えませんでした。
でもあの時言えなかった分、ここで声を大にして言いましょう。
私は絶対に赤ちゃんのシャワー浴はおすすめしません!
なぜおすすめしないのか。
まず第1にシャワー浴だけだと赤ちゃんが温まらないですよね。特に冬なんて風邪をひかせてしまいかねません。
夏でも体温は奪われてしまいますし、冷房で以外と体が冷えていることもあります。
しっかり体を温めてあげるためにもお風呂に入れることが重要です。
そして第2にお風呂タイムは赤ちゃんとパパママのコミュニケーションの場だからです。
清潔にするだけが目的ではありません。
ゆっくりお風呂に浸かりながら赤ちゃんと向き合う時間が大切なのです。
特にパパはそうだと思います。日中仕事で触れ合うことが出来ないパパにとってお風呂タイムって大変だけど子供とゆっくり触れ合う大切な時間ではないでしょうか。
第3にお風呂は赤ちゃんの観察の場にもなります。
赤ちゃんの全身をくまなく見る機会って裸にしたお風呂の時間だけではないでしょうか。
洗いながら肌あれや乾燥具合をみたり、怪我をしてないか、爪が伸びていないか、どこか目立ったよごれがないかなど細かくみる絶好のチャンスです。
さっとシャワーを浴びるだけではじっくり見ることもできないので、赤ちゃんの小さな変化に気付いてあげられない場合がありますよ。
第4にお風呂って赤ちゃんの学びの機会でもあるんです。
湯船に浸かりながらバタ足をして泳ごうとすることもありますよね。
泳ごうとすることで全身の筋肉を使うので発達にも影響が出てきます。またお湯の中でおもちゃを使ってあそんだり、お部屋では体験できない遊びや体験をすることができます。
シャワー浴だけだと遊ぶ時間もないので、いろいろな体験もできないですし、学びの機会を失っているといえると思います。
以上のことから基本的に毎日シャワー浴だけということは、私は絶対におすすめできません。
しかし、時折であれば問題ないと思います。
例えば、常にパパママ2人で協力してお風呂に入れていたけれど、パパの出張で1日だけ1人でお風呂に入れなくてはならない場合はありますよね。
そういう時は致し方ないと思いますよ。
あとは赤ちゃんがお漏らししたときでしょうか。
これは私にも経験があります。
お風呂に入った後だったのですが、うちの子が大量にうんちをして背中まで漏れてしまった事が何度かありました。
その時はおしりふきで全身拭くよりも、シャワーで流してしまった方が手っ取り早いです。
そういった時シャワーは非常に有効です。
忙しいときはそれでもシャワーが簡単!では、気を付ける点は?
では実際どうやってシャワー浴をすればいいのでしょうか。
シャワー浴はとても簡単です。
赤ちゃんを片手で持ってもう一方の手でわしゃわしゃ洗えばいいだけです。
大事なのは以下のポイントです。
・立ちながらではなく座ってシャワー浴をする
パパママは立ちながらではなく、座ってシャワーするのがおすすめですよ。
赤ちゃんは基本水が大好きなのでシャワーをかけている間は大きく暴れることはないと思いますが、それでも全く動かないわけではありません。
誤って落としてしまっても衝撃が少ないように、座って洗うといいです。
・脱衣所や廊下の温度に気をつけて
夏はまだ温かいのでいいですが、それでも冷房を効き過ぎていたりしないようにしてくださいね。
冬は特に室温だけではなくて脱衣所や廊下の温度にも気をつけて下さい。
赤ちゃんは温度に敏感です。風邪を引かないように、また水滴で余計な熱が奪われないようにすぐにタオルドライをするなどシャワー浴だけの時はいつも以上に十分気をつけて下さいね。
・シャワーから上がったら全身の観察を
お風呂タイムで観察できない分、保湿クリームを塗ってあげる時など全身くまなく観察をしておかしいところがないか、変わったところがないかをしっかりチェックしてあげて下さい。
でもスピーディーにしてあげてくださいね。
以上のポイントを抑えながら、シャワーは有効的に活用しましょう。
どうしてもシャワー浴しかできないという方もいるかもしれませんが、できれば月に何度かでも湯船に入れてあげるといいですね。