千葉ロッテマリーンズのホームスタジアムとして知られる「ZOZOマリンスタジアム」。その名前は聞いたことがあっても、「どんな球場なの？」「アクセスは？」「グルメは？」と疑問を持つ人も多いはず。本記事では、スタジアムの歴史や特徴からアクセス方法、さらには観戦がもっと楽しくなるグルメ情報まで、徹底的に解説します。はじめての観戦でも安心、何度行っても新しい発見がある──そんなZOZOマリンの魅力をたっぷりご紹介します！
千葉ロッテマリーンズとZOZOマリンの関係とは？
千葉移転の背景とロッテの地元密着の歩み
千葉ロッテマリーンズは、もともとは東京を本拠地として活動していた球団です。しかし1992年、球団は新しい本拠地を求めて千葉に移転しました。その背景には、球団としての新たなファン層の開拓や、地域密着型の運営を目指すという方針がありました。新たなホームとなったのが、当時「千葉マリンスタジアム」と呼ばれていた現在のZOZOマリンスタジアムです。
移転後、ロッテは千葉県民とのつながりを深めるためにさまざまな取り組みを行ってきました。例えば、地域の子どもたちへの野球教室や地元商店街とのコラボレーション企画などが挙げられます。これらの活動によって、ロッテは「千葉のチーム」としての地位を確立し、地元ファンから愛される存在となっていきました。
また、2005年に31年ぶりの日本一に輝いたことをきっかけに、スタジアムには多くのファンが足を運ぶようになりました。この成功体験が千葉県内の野球熱をさらに高める結果となり、ロッテと地域の絆はより一層強まっていったのです。
今では、マリーンズの存在は千葉県民にとっての誇りのひとつ。球団が地域に根ざして活動しているからこそ、ファンとの距離が近く、親しみやすいチームとして支持され続けています。
ZOZOマリンスタジアムの誕生とロッテとの関係
ZOZOマリンスタジアムの原型である「千葉マリンスタジアム」は、1990年に開場しました。当初からプロ野球の試合だけでなく、コンサートやイベントの開催も意識した多目的球場として設計されていました。屋根がない開放的な構造で、海風を感じながら観戦できる点が特徴です。
千葉ロッテマリーンズがこの球場を本拠地としたのは1992年から。ロッテが千葉へ移転したことで、球場もプロ野球の聖地としての役割を担うことになります。その後の2000年代に入ると、設備の近代化や座席の増設、ファンサービスの強化などが進められ、球場全体が少しずつ進化していきました。
そして2016年、ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営する株式会社ZOZO（当時スタートトゥデイ）が命名権を取得し、「ZOZOマリンスタジアム」として新たなスタートを切りました。ネーミングライツにより、より多くの人々に球場の名前が認知されるようになり、若い世代の来場者も増加傾向にあります。
ZOZOとの連携によってスタジアムのブランド価値も向上し、今では日本を代表する球場のひとつとして広く知られるようになりました。球場と球団の関係は切っても切れないものであり、ZOZOマリンスタジアムはロッテマリーンズにとってまさに「ホーム」と言える場所となっています。
球団と地域のつながりが強い理由とは
千葉ロッテマリーンズが地域と強い絆を持つ理由は、ただ千葉に本拠地があるというだけではありません。球団が長年にわたり、地元住民や企業との信頼関係を積み重ねてきたからこそ、その絆は本物なのです。
例えば、毎年開催される「千葉市デー」や「船橋市デー」など、地元の自治体と連携したイベントでは、市民がスタジアムに招待されたり、地域のPRが行われたりしています。地元の学校や少年野球チームとの交流も活発で、選手たちが学校を訪問して授業を行うこともあります。
また、球場周辺の企業とも連携し、観戦チケットとセットになった商品や地元グルメとのコラボレーションなど、地域経済にも好影響を与えています。球団の活動が地域に密着しているからこそ、住民の応援も熱く、まさに「地元に愛される球団」となっているのです。
こうした地域とのつながりは、単なるプロ野球チームを超えて、地域文化の一部としてマリーンズが存在していることを示しています。ファンだけでなく、地域全体が一体となってチームを支えるその姿は、千葉ロッテマリーンズの大きな魅力のひとつです。
応援文化が根づいたきっかけ
ロッテマリーンズの試合といえば、外野席の応援が非常に印象的です。独自の応援歌やリズム、そしてジャンプ応援など、他球団とはひと味違う熱量があるのが特徴です。こうした応援文化が根づいた背景には、ファン自身の情熱と、自発的な応援活動があります。
特に注目されたのが2005年の日本シリーズ。この年のロッテは勢いに乗り、圧倒的な強さで優勝を果たしました。その際の応援は「地鳴りのような声援」とも言われ、全国にロッテ応援団のすごさが知られるようになったのです。
また、マリンスタジアムは外野席がフラットで、一体感のある応援がしやすい構造となっています。応援団がリードする応援はまるでライブ会場のようで、はじめて訪れた観客も自然と手拍子や声援に加わりたくなる雰囲気が魅力です。
現在では、試合前から外野席は応援を楽しみにするファンで埋め尽くされます。子どもから大人まで参加できる応援スタイルが、家族連れの来場者にも人気です。応援文化が球場全体の雰囲気をつくり、選手の背中を後押しする、そんな環境がZOZOマリンにはあるのです。
ロッテファンにとっての「聖地」とは？
ZOZOマリンスタジアムは、ロッテファンにとって特別な場所、まさに“聖地”と言えます。ここには、数えきれないほどの名勝負や感動の瞬間が刻まれています。2005年や2010年の日本シリーズ優勝時、数々の逆転劇やサヨナラ勝ちなど、記憶に残るシーンの多くがこの球場で生まれました。
ファンにとって、ZOZOマリンはただ試合を観る場所ではありません。応援する仲間と集い、同じ時間を共有し、勝利の喜びや悔しさを分かち合う場所なのです。試合がない日でもスタジアムを訪れ、グッズショップや記念撮影を楽しむファンも多く見られます。
また、外野席の常連たちの間では、おなじみの応援グッズや衣装、掛け声などもあり、それがファン文化をより濃くしています。「ここに来れば誰かがいる」「ここに来れば応援ができる」と思える場所。それがロッテファンにとってのZOZOマリンなのです。
スタジアムの歴史をたどろう：開場から現在まで
マリンスタジアムとしての開場時代（1990年代）
ZOZOマリンスタジアムの歴史は、1990年3月24日に「千葉マリンスタジアム」として開場したところから始まります。当時はまだ千葉ロッテマリーンズが本拠地を移転する前で、プロ野球の使用目的よりもコンサートや地域イベントを含む多目的スタジアムとして設計されました。収容人数は約30,000人。幕張新都心の開発に合わせて建設され、東京湾に面した海沿いのロケーションも話題となりました。
1990年代前半は、主に他球団の公式戦の地方開催地として使われていましたが、1992年にロッテオリオンズが東京から千葉へ移転したことで、本格的にプロ野球球場としての役割を担うようになります。この移転は、ロッテ球団の新しいスタートを象徴するもので、以後、千葉マリンスタジアムはロッテの“本拠地”として定着していきます。
当時のスタジアムは、現在と比べるとシンプルな造りで、設備も最低限。観客席も現在のような快適性はなく、夏場には強い日差しや海風に悩まされることも多かったです。しかし、外野の芝生席や広々とした空間はファンに開放感を与え、徐々に愛される球場へと成長していきました。
その後、1990年代後半から徐々に改修が始まり、スタンドの増設やバックスクリーンのリニューアルなどが行われました。開場からわずか数年で、プロ野球球場としてのポジションを確立し始めた千葉マリンスタジアムは、今のZOZOマリンの原型を作り上げた貴重な時代だったのです。
フェンスや芝など設備の変遷
ZOZOマリンスタジアムは、開場当初から現在に至るまで、数多くの設備改修が行われてきました。特にフェンスやグラウンド芝の改良は、選手の安全性やプレーの質を向上させるうえで大きな意味を持ちます。
1990年代の初期には、フェンスはやや高めで硬く、外野の守備において選手の負担が大きい構造でした。しかし2000年代に入ると、安全面を考慮してクッション性の高い素材に変更され、フェンスの高さも調整されました。これにより、フェンス際のプレーでも選手のケガのリスクが軽減され、観客も迫力ある守備を見ることができるようになりました。
芝についても、天然芝から人工芝、そして再び天然芝と時代ごとに切り替えられてきました。特に2011年に導入された新しい天然芝は、雨に強く、選手の足元をしっかり支える構造で好評を博しています。芝のメンテナンスには多額のコストがかかりますが、それでも本格的な球場づくりにこだわる姿勢が感じられます。
その他、スコアボードのLED化や音響システムの強化、照明設備の省エネ化など、観戦環境を高める工夫が随所に施されています。2023年には、バックスクリーンに最新の大型ビジョンが導入され、迫力あるリプレイや演出が楽しめるようになりました。
スタジアムが年々進化しているのは、ファンと選手の両方が快適に野球を楽しめる環境を目指しているからです。設備の進化は、ZOZOマリンスタジアムの魅力をさらに高める重要なポイントとなっています。
ネーミングライツの変遷とZOZOの登場
千葉マリンスタジアムは、その名称にも歴史があります。1990年の開場当初は「千葉マリンスタジアム」という名で、地域密着を重視したネーミングでした。しかし、2006年からは民間企業によるネーミングライツ（命名権）の導入が始まり、スタジアム名も複数回変わっています。
2006年から2010年までは「千葉マリンスタジアム」のままでしたが、2011年からは「QVCマリンフィールド」という名称に変更されました。これは通販企業のQVCジャパンが命名権を取得したことによるもので、全国的にも珍しい企業名を冠した球場名となり注目されました。しかし、契約終了後の2016年に新たな企業が登場します。
その企業が、ファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZO株式会社です。同年2月、スタジアムの名称は「ZOZOマリンスタジアム」に変更されました。この名称は若者にも響きやすく、SNSなどでの話題性も高くなりました。ZOZOのスタイリッシュなイメージと、マリーンズの熱狂的な応援文化の融合が、今のスタジアムの“ブランド化”につながっています。
ネーミングライツは単なる名前の変更ではなく、球場と企業が協力して新たな価値を生み出す手段です。ZOZOとのパートナーシップによって、球場はさらに近代化され、全国から注目を集める存在となったのです。
名場面と記録に残る試合
ZOZOマリンスタジアムでは、数々の名場面が生まれ、ファンの記憶に深く刻まれています。特に2005年と2010年の日本シリーズは、この球場の歴史を語るうえで外せません。
2005年の日本シリーズでは、阪神タイガースを相手にホームで開幕2連勝。その後も圧倒的な攻撃力と応援の熱気でシリーズを制し、31年ぶりの日本一に輝きました。このときの「マリンの風に乗った打線」は語り草となり、多くのファンが涙を流した瞬間でもあります。
また、2010年にはクライマックスシリーズを勝ち抜いてからの下克上での日本一達成というドラマチックな展開がありました。この年のプレーオフもZOZOマリンで熱戦が繰り広げられ、ホームの声援が選手を後押ししました。
個人記録としても、ノーヒットノーランやサヨナラホームラン、1イニング10得点など数々の記録がこの球場で生まれています。風の影響を受けやすい球場だからこそ、予想を覆すような展開が多く、ファンにとっては一瞬たりとも目が離せない場所なのです。
ZOZOマリンでの試合は、単なる野球観戦ではなく、“記憶に残る体験”を提供してくれるステージでもあります。
今後の改修予定や展望
ZOZOマリンスタジアムは、未来に向けたさらなる進化も予定されています。特に注目されているのが「バリアフリー化」と「デジタル設備の強化」です。高齢者や障がい者にも優しい観戦環境を目指し、スロープやエレベーターの整備、ユニバーサルトイレの増設が計画されています。
また、近年では5Gを活用したスマートスタジアム構想も進行中。観客が手元のスマートフォンでリアルタイムに選手情報やリプレイ動画を楽しめるような技術も導入される予定です。これにより、観戦の楽しみ方がさらに広がりそうです。
加えて、座席のリニューアルや飲食エリアの拡張など、観客満足度を向上させる工夫も検討されています。今後は外国人観光客の増加も見込まれており、多言語対応の案内やキャッシュレス化など、国際化への対応も課題となってきています。
このように、ZOZOマリンスタジアムは“ただの球場”にとどまらず、エンタメ施設としての魅力を高め続けています。未来のZOZOマリンがどのように変化し、どんな感動を届けてくれるのか、多くのファンがその成長を楽しみにしているのです。
ここがすごい！ZOZOマリンスタジアムの魅力と特徴
海風が戦略を左右する球場設計
ZOZOマリンスタジアム最大の特徴のひとつが「海風」の存在です。スタジアムは東京湾に面したロケーションに位置しており、特に春先や夏の夕方には強い海風が吹き込むことで有名です。この風は野球の試合に大きな影響を与え、打球の飛距離や守備の判断に大きく関係します。
例えば、左打者の打球は風に乗るとスタンドまで届きやすくなりますが、逆に右打者の場合は風に押し戻されてフェンス前で失速することも。こうした特性から、マリーンズの選手たちは日頃から風を計算に入れた打撃や守備を意識しており、「風を味方につけたプレー」がZOZOマリンならではの戦略のひとつとなっています。
また、守備ではフライの落下点が風でずれることも多く、外野手には高度な判断力と経験が求められます。そのため、他球場では見られないような珍プレーやファインプレーが生まれるのも、このスタジアムの魅力のひとつです。
風の強さは、試合観戦にも影響を与えることがありますが、最近では防風壁の設置や客席構造の工夫により、観客の快適性も向上しています。自然の力を味方にも敵にもするこの独特な環境が、ZOZOマリンスタジアムを他とは違う“戦場”として際立たせているのです。
外野席・内野席・特別席の特徴
ZOZOマリンスタジアムには多彩な座席エリアがあり、観戦スタイルに応じてさまざまな楽しみ方ができます。まず外野席は、熱狂的な応援が繰り広げられる「応援の聖地」として知られています。特にライトスタンドはロッテファンが集まり、鳴り物応援やジャンプ応援などが行われる大迫力のゾーンです。
一方、内野席はファミリー層や落ち着いて試合を楽しみたい人におすすめ。フィールドに近い位置から選手の細かな動きが見られ、臨場感あふれる観戦が可能です。また、内野の一部にはテーブル付きのボックス席も用意されており、食事を楽しみながらゆったり観戦できる空間になっています。
さらに近年人気が高まっているのが「スイートルーム」や「プレミアムシート」などの特別席。これらの席は、冷暖房完備でプライベートな空間が保たれ、接待や記念日など特別な日の観戦にぴったりです。高級感あるサービスと快適な設備が魅力で、一般の球場ではなかなか体験できない贅沢な時間を過ごせます。
また、ファウルボールのリスクを減らすために内野ネットが設置されているなど、安全面への配慮もされています。さまざまなニーズに応じた座席設計がされているZOZOマリンスタジアムは、誰にとっても満足度の高い観戦体験を提供してくれます。
名物「ビジターパフォーマンス応援席」
ZOZOマリンスタジアムのユニークなポイントとして、「ビジターパフォーマンス応援席」が挙げられます。この席は、ビジターチーム（つまりロッテの対戦相手）のファンが安心して応援できるエリアとして用意された専用ゾーンです。プロ野球では、ホームファンの熱気に押されてビジターファンが肩身の狭い思いをすることもありますが、この席ならそんな心配は無用です。
ビジター専用の応援席があることで、対戦カードにかかわらず公平に応援ができ、他球団のファンにとっても観戦しやすいスタジアムとなっています。特に人気球団との対戦時には、遠方から多くのビジターファンが訪れるため、このエリアの存在は非常にありがたいものとなっています。
また、ビジターパフォーマンス応援席には専用の入退場口が設けられており、試合後の混雑を避けてスムーズに移動できる設計になっています。安全面や混雑対策がしっかりしている点も評価が高く、ファン同士のトラブルを防ぐための工夫がされています。
このような取り組みがあるからこそ、ZOZOマリンスタジアムは「どのチームのファンにも優しい球場」として知られるようになりました。観戦の楽しみはチーム問わず広がる、まさに「野球を楽しむための場所」としての器の広さが感じられる部分です。
花火イベントや音響設備の進化
ZOZOマリンスタジアムといえば、試合終了後の「花火イベント」も欠かせない名物のひとつです。夏季シーズンを中心に、ナイトゲーム終了後にはスタジアムから見事な打ち上げ花火が夜空を彩ります。これは野球観戦だけでなく、夏の風物詩として多くのファンに愛されています。
この花火はスタジアム内から打ち上げられるため、間近で迫力満点の光と音を体感できます。特に週末や大型連休などには、演出付きのミュージック花火が行われることもあり、まるでフェスのような雰囲気に包まれます。小さなお子さま連れのファミリー層にも好評で、試合＋花火という“ダブルで楽しい”イベントが魅力です。
また、音響設備も年々進化しており、試合中のアナウンスやBGM、応援演出がよりクリアに、そして迫力ある音で楽しめるようになっています。2020年以降は新しいスピーカーシステムを導入し、スタジアム全体に均等に音が届くよう調整されています。
試合中の選手登場シーンや得点後の演出なども、音と光を駆使したドラマチックなものになっており、観客を飽きさせない工夫が光ります。野球だけでなく、五感で楽しむ総合エンタメ空間として、ZOZOマリンは日々進化し続けています。
ファン目線での過ごしやすさと工夫
ZOZOマリンスタジアムが多くのファンから愛される理由のひとつが、「ファン目線の工夫」が至る所にある点です。まず、スタジアムの導線設計が非常にシンプルで、初めて訪れる人でも迷いにくく、各座席エリアへの移動がスムーズにできるようになっています。
また、売店やトイレの配置も工夫されており、どのエリアからでも近くにアクセスできる点は高評価です。特に女子トイレの数や清潔感には配慮されており、女性ファンにもやさしい環境が整っています。子ども連れのファミリー向けには、ベビーカー用のスロープやおむつ替えスペースも完備されていて安心です。
さらに、雨天対策として、屋根付きの座席エリアも年々拡充されています。突発的な雨でも避難しやすく、グッズショップや飲食ブースで時間を潰すこともできます。冷暖房設備が整ったラウンジや休憩スペースもあり、快適性は年々アップしています。
そして何より注目なのが、スタッフの対応の良さ。困っている人をすぐに見つけて声をかける、応援方法が分からない子どもに優しく教えるなど、温かいサービスがリピーターを増やす一因になっています。ファンの気持ちを理解した運営が徹底されているからこそ、ZOZOマリンスタジアムは「また行きたい」と思わせてくれる、居心地の良い球場となっているのです。
はじめての観戦でも安心！スタジアムへのアクセス方法
最寄り駅「海浜幕張駅」からのアクセス方法
ZOZOマリンスタジアムの最寄り駅は、JR京葉線の「海浜幕張駅」です。東京駅から直通で約30〜40分ほどでアクセスできる便利な場所にあります。特に試合当日は、京葉線の快速や通勤快速を利用することで、都心からのアクセスもスムーズです。
海浜幕張駅からスタジアムまでは、徒歩で約15分程度。駅を出てすぐに「幕張メッセ」や「イオンモール幕張新都心」などの商業施設が並び、その道中も観戦前のワクワクを盛り上げてくれます。スタジアムまでの道のりには、マリーンズののぼり旗や案内看板が多く立ち並んでおり、初めて訪れる方でも迷う心配はほとんどありません。
試合日には人の流れが自然とスタジアム方向へ向かうため、他の観客についていけば到着できるという安心感もあります。夜の試合の場合は、帰りの電車の混雑も予想されるため、少し早めに駅へ向かうなどの工夫をすると快適です。
また、海浜幕張駅はバリアフリー設備も整っており、エレベーターや多目的トイレも完備。高齢者やベビーカーを利用するファミリーにも安心して利用してもらえる設計となっています。駅からのアクセスが良好であることは、ZOZOマリンスタジアムの大きな魅力のひとつです。
バス・タクシー・徒歩の選択肢
海浜幕張駅から徒歩で行くのが一般的ですが、天候や体力に応じて、バスやタクシーを利用するのもひとつの方法です。特に夏場のデーゲームや雨の日には、バス移動が便利です。
バスは駅南口ロータリーから「ZOZOマリンスタジアム方面行き」の路線バスが出ており、約5分ほどで球場前に到着します。運賃も安く、時間帯によっては頻繁に運行されているため、非常に使いやすい交通手段です。特にお年寄りや小さな子ども連れの方にはおすすめです。
タクシーを利用した場合は、約5分でスタジアムに到着します。乗車人数が多い場合や荷物が多い時には便利ですが、試合後は周辺が非常に混雑するため、帰りの利用には少し注意が必要です。事前に配車アプリなどで予約しておくとスムーズです。
また、スタジアム周辺にはレンタサイクルのステーションもあるため、近隣ホテルに宿泊する方は自転車でアクセスするという選択肢もあります。さまざまな移動手段を組み合わせることで、より快適にスタジアムまでたどり着けるでしょう。
駐車場の混雑状況と予約方法
自家用車でのアクセスを考えている方にとって、駐車場の情報は重要です。ZOZOマリンスタジアムには専用の駐車場が設けられていますが、試合開催日は非常に混雑します。特に人気カードや週末、イベント併催日には早い時間に満車になることもあります。
スタジアムの隣にある「幕張海浜公園」の駐車場（A・B・Cブロック）が主な利用先となります。料金は1日最大600〜1,000円程度と比較的リーズナブルですが、収容台数には限りがあります。そのため、確実に駐車するには、周辺の民間パーキングの事前予約を活用するのがおすすめです。
最近では「軒先パーキング」や「akippa（アキッパ）」などの予約サービスを使えば、スタジアム周辺の月極駐車場を一時的に借りることも可能です。これらを利用すれば、長蛇の列に並ぶ必要もなく、試合前後の時間をゆっくり過ごすことができます。
また、イオンモール幕張新都心の駐車場は大規模で、飲食や買い物をすれば数時間無料になる特典もあります。ただし、こちらも試合終了時間と重なると混雑が激しくなるため、帰りは時間をずらすなどの工夫が必要です。
観戦前後の混雑を避けるコツ
ZOZOマリンスタジアムの観戦で覚えておきたいのが、観戦前後の「混雑回避術」です。特に人気カードでは開場前から多くの人が集まり、入場口や売店、トイレなどが混雑しやすくなります。開場時間（通常は試合開始の2時間前）に合わせて早めに到着することで、スムーズに入場し、好きなグッズやグルメを選ぶ余裕が生まれます。
試合後は一斉に観客が帰路につくため、駅やバス停が非常に混雑します。できれば、試合終了直後を避けて、30分〜1時間程度スタジアム内で過ごすのがおすすめです。球場内にはグッズショップや写真スポットが充実しているので、混雑を避けつつ、観戦後の余韻をゆっくり楽しめます。
また、マリーンズ公式アプリを活用すれば、リアルタイムの混雑状況が確認できるため、売店の待ち時間やトイレの空き状況もチェック可能です。これを利用することで、ストレスの少ない観戦が実現します。
試合開始時間の1時間前後や、終了直後のピークタイムをうまく避けることで、より快適なスタジアム体験ができます。ファンにとって「快適な移動」も、野球観戦を思い出深いものにする大切な要素です。
幕張メッセやイオンなど周辺施設情報
ZOZOマリンスタジアムの魅力は、周辺施設が充実している点にもあります。すぐ近くには大型展示会場「幕張メッセ」や、日本最大級のショッピングモール「イオンモール幕張新都心」があり、観戦前後の時間を有効に使えるスポットが目白押しです。
イオンモールには、飲食店はもちろん、映画館やアミューズメント施設、スポーツ用品店まで幅広くそろっており、家族連れにも人気です。試合前に軽く腹ごしらえをしたり、帰りに夕食を楽しんだりと、スタジアムだけでなく一日中遊べる環境が整っています。
また、幕張メッセではイベントやライブが頻繁に開催されており、タイミングによってはスポーツと音楽を一緒に楽しめるチャンスもあります。さらに、周辺のビジネスホテルや温泉施設も充実しており、遠方からの観戦者にもやさしいロケーションです。
少し足を伸ばせば、東京ディズニーリゾート方面や、稲毛海浜公園などの観光地にもアクセスできるため、観戦旅行としても楽しめます。ZOZOマリンスタジアム周辺は、野球観戦＋αの体験ができる魅力的なエリアとして、多くの人に親しまれているのです。
地元グルメも満喫！球場内外のおすすめフード＆スポット
球場名物「もつ煮」
ZOZOマリンスタジアムで観戦するなら、絶対に外せない名物グルメが「もつ煮」です。とろとろに煮込まれた柔らかいモツと、コク深いスープは、寒い季節はもちろん、夏でもなぜか食べたくなるスタジアムグルメの王様。多くのファンが「マリンのもつ煮は別格！」と語るほど人気の一品です。
試合前に売店で購入して席で楽しむ人もいれば、寒いナイター観戦中に体を温める目的で食べる人もいて、もつ煮は季節を問わず愛され続けています。具材には大根やこんにゃくも入っており、食べごたえも十分。濃いめの味付けがビールとの相性抜群で、お酒が進むこと間違いなしです。
ZOZOマリンのグルメは「ただのスタジアム飯」にとどまらず、「わざわざ食べに行きたい」レベルのクオリティを持っています。試合の合間に食べる名物グルメは、観戦体験をより特別なものにしてくれる大切なスパイスなのです。
フードトラックと期間限定グルメ
ZOZOマリンスタジアムのもう一つの楽しみといえば、試合ごとに変わるフードトラックや期間限定メニューです。スタジアムの外周エリアには、イベント時などに地元の人気店が出店するフードトラックが並びます。ラーメン、焼きそば、唐揚げ、ハンバーガーなど、ジャンルもバラエティ豊かで、どれにしようか迷ってしまうほどです。
これらのフードトラックは、ロッテの試合に合わせてオリジナルメニューを提供することもあります。たとえば「マリーンズ応援バーガー」や「選手の好物メニュー」など、遊び心のあるメニューが登場し、ファンの注目を集めています。味だけでなく、見た目やネーミングでも楽しませてくれるのがポイントです。
また、季節ごとの期間限定メニューも充実しています。夏は冷やし麺や氷スイーツ、秋はホットドリンクや芋・栗スイーツなど、シーズンに応じた工夫が満載です。SNS映えするようなビジュアルも意識されており、若いファンの来場を促す効果もあると言われています。
フードエリアは試合前から大賑わいで、食べ歩きをしながら開場を待つ人も多く見られます。スタジアムに着いたら、まずはフードトラックをチェックするのが通な楽しみ方。まるで屋台村のような雰囲気で、観戦前からテンションが上がります。
スタジアム周辺で人気の飲食店
ZOZOマリンスタジアムの周辺には、観戦前後に立ち寄れる飲食店も豊富にあります。特に海浜幕張駅周辺はグルメスポットの宝庫。ラーメン、寿司、焼肉、イタリアン、居酒屋など、幅広いジャンルがそろっており、その日の気分に合わせて選ぶ楽しさがあります。
中でも人気なのが、ボリューム満点の「千葉ご当地料理」を提供する居酒屋や食堂。落花生を使った料理や、房総の海の幸を味わえる刺身定食などがあり、千葉ならではの食体験が楽しめます。また、試合後に仲間と一緒に打ち上げができる飲み放題付きのコースを用意しているお店も多く、野球ファン同士の交流の場にもなっています。
さらに、駅ビル内やイオンモール内には、子ども連れでも入りやすいファミリーレストランやカフェもあり、観戦の前後にゆっくり食事を楽しみたい方にもおすすめです。試合がない日でも通いたくなるような本格派グルメ店も多いため、野球観戦以外の目的でも訪れる価値があります。
観戦後の「どこで食べる？」という悩みも、このエリアなら心配無用。スタジアム周辺の飲食店は、マリーンズファンの胃袋をしっかり満たしてくれる頼もしい存在なのです。
千葉ロッテとのコラボメニュー紹介
ZOZOマリンスタジアムでは、千葉ロッテマリーンズの選手や球団とコラボした限定メニューが販売されています。これらのメニューは選手の好物をベースに作られたものや、ユニークなネーミングでファンを楽しませてくれる企画として、毎年大好評です。
選手のイメージやプレースタイルにちなんだ名前がつけられており、ファンなら思わず注文したくなるラインナップがそろっています。パッケージに選手の写真が入っていたり、数量限定で選手ステッカーがもらえるキャンペーンが開催されたりと、お得感も満載です。
また、特定のイベント試合では「コラボスイーツ」や「カラーグルメ（チームカラーを意識したフード）」が登場することも。例えばピンクデーにはピンクのクリームソーダ、ブラックサマーには真っ黒なブラックカレーなど、視覚的にも楽しめるメニューが揃います。
これらのコラボメニューは、スタジアム内の売店だけでなく、場外フードエリアや一部のフードトラックでも販売されており、試合ごとに異なる内容が登場するのも魅力のひとつです。毎試合訪れても飽きることのない、グルメのバリエーションはZOZOマリンならではの楽しみと言えるでしょう。
試合後に立ち寄りたい穴場スポット
試合後もそのまま帰るのはもったいない！ZOZOマリンスタジアム周辺には、立ち寄りたい“穴場スポット”がたくさんあります。まずおすすめなのが、幕張の海沿いにある「幕張海浜公園」。スタジアムから徒歩すぐでアクセスでき、試合の余韻にひたりながらのんびり散歩ができる癒しのスポットです。
もう少し足を延ばせば、「幕張ベイタウン」と呼ばれるおしゃれな住宅街エリアがあります。ここにはカフェやベーカリー、雑貨屋さんが立ち並び、観戦帰りにちょっと寄り道するにはぴったり。人混みを避けて静かに余韻を楽しみたい人に特におすすめです。
また、「イオンシネマ幕張新都心」では、試合後に映画を観るという贅沢な過ごし方も可能です。1日を丸ごとエンタメで満たすことができるため、観戦デートやファミリー観戦の締めくくりにも最適です。
さらに、千葉県内で人気の温泉施設「湯楽の里」も車で15分ほどの距離にあり、観戦で疲れた体をゆっくり癒すことができます。特にナイター観戦後に立ち寄ると、贅沢なリラックスタイムが過ごせると評判です。
ZOZOマリンスタジアム周辺には、グルメだけでなく癒しと楽しみが詰まったスポットが豊富に存在します。観戦だけじゃない、充実の一日を過ごせるのがこのスタジアムの大きな魅力です。
【まとめ】ZOZOマリンスタジアムは“観る”だけじゃない！五感で楽しむ千葉ロッテマリーンズの聖地
ZOZOマリンスタジアムは、ただの野球場ではありません。ここには千葉ロッテマリーンズの歴史とともに歩んできた深い物語、自然環境を活かした唯一無二の設計、ファンを第一に考えたサービス、そして“野球観戦以上”の体験が詰まっています。
球団の千葉移転によって築かれた地域とのつながりは、スポーツを超えた感動や絆を生み、今ではスタジアムそのものが“千葉の文化”の一部として親しまれています。スタンドで感じる風、大歓声に包まれる応援、そしてこだわりのグルメは、まさに五感で楽しむ観戦体験。
また、アクセスの良さや観戦前後の過ごし方、グルメの充実度も高く、ビギナーからベテランファンまで誰もが満足できる環境が整っています。特に、他球場にはない“風”と“応援文化”は一度体感すれば忘れられないほどのインパクト。
そして試合が終わってもその魅力は続きます。幕張周辺のショッピング、グルメ、癒しスポットと連動させることで、まさに「一日楽しめるレジャースポット」としても高いポテンシャルを持っています。
あなたもぜひ、ZOZOマリンスタジアムを訪れてみてください。きっと、ただの野球観戦では終わらない、忘れられない体験が待っているはずです。
