「今のドコモプラン、ちょっと高いかも…」「ahamoってお得そうだけど、実際どう変わるの?」
そんなふうに思ったことはありませんか?
ドコモからahamoへの変更は、月額料金がグッと下がり、5分以内の通話も無料になるという大きなメリットがあります。ですが、同時にドコモメールが使えなくなったり、家族割が外れたりと、注意すべきポイントもあるのが現実です。
この記事では、ドコモユーザーがahamoに変更する際に「どこを見ておけば安心か」「手続きはどう進めるのか」「変更後に困ることはないか」を、初心者にもわかりやすくステップごとに徹底解説していきます。
読み終える頃には、あなたも迷わずahamoへの切り替えができるようになりますよ。
ドコモからahamoに変えるメリット
料金がシンプルになる
ドコモからahamoへ変更する最大のメリットは、料金体系がとてもわかりやすくなることです。従来のドコモプランでは、基本料金に加えて各種オプション、家族割、通話プラン、データ追加などが複雑に組み合わさっており、自分が毎月いくら払っているのか把握しにくいと感じていた人も多いのではないでしょうか。
一方ahamoは、月額2,970円(税込)で20GBまで利用可能という非常にシンプルな料金プラン。5分以内の通話が無料でついているため、追加のオプションを選ばなくても日常利用には十分対応できます。また、追加で月額1,980円支払えば、100GBまで使える「ahamo大盛り」に変更することも可能です。
料金の透明性が高いため、「いつの間にか高額請求」になるリスクが減るのも大きな魅力。特に「スマホ代を節約したい」「わかりやすいプランがいい」と考えている方にとって、ahamoは非常に理想的な選択肢です。
ギガ数が増えるケース
ahamoでは、月額2,970円で毎月20GBのデータ容量が利用できます。これは、ドコモの従来プランに比べて、同じ価格帯で使えるギガ数が増える可能性が高いということを意味します。
たとえば、ドコモの「ギガライト」プランを利用している場合、月間3〜5GB程度で同程度の料金になるケースが多く、20GBまで使えるahamoの方が圧倒的にコスパが良いといえます。特にWi-Fi環境が少なく、外出先でYouTubeやSNSを頻繁に使う方にとっては、データ容量の多さは大きなメリットになります。
さらに、ahamoは速度制限後でも最大1Mbpsで通信可能。ドコモの一部プランでは128kbpsになるため、速度面でも優位性があります。仮に20GBを超えても、LINEや軽いWeb検索程度であれば問題なく使えるレベルです。
「ギガが足りない」と感じていたドコモユーザーは、ahamoにすることでストレスなくスマホを使えるようになる可能性が高まります。
5分通話が標準
ドコモでは通話料が別料金になることが多く、通話オプション(5分・かけ放題など)を別途契約していた方も多いのではないでしょうか。ahamoでは5分以内の国内通話が標準で無料となっており、短い電話をよく使う方にとって非常に便利です。
たとえば、予約の確認、友人との連絡、宅配業者への対応など、日常で使う電話の大半は5分以内で済むことがほとんどです。毎月の通話料金が読みにくかったドコモ契約者にとって、通話料を気にせず使えるのは大きな安心材料です。
もちろん、5分を超える通話が多い方は、+1,100円(税込)でかけ放題オプションを追加することも可能。自分の使い方に合わせて選べる柔軟さもahamoの魅力です。
オンラインで完結
ahamoは「オンライン専用プラン」として提供されており、申し込みから契約、変更、解約まですべてWebまたはアプリで完結します。これは忙しい現代人にとって非常に嬉しいポイントです。
ドコモショップに行かなくても、スマホ1つで手続きが完了するため、わざわざ時間を割いて来店予約をしたり、長時間待たされたりすることがなくなります。また、チャットボットによる24時間のサポートもあり、困ったときにも気軽に相談できる体制が整っています。
オンライン操作に不安がある方も、「ahamoアプリ」は非常に使いやすく設計されており、視覚的にわかりやすいUIになっています。今後もサポートは進化していくため、「店舗で相談できないのは不安」という方も、安心して使える仕組みになりつつあります。
使い勝手が変わらない部分
ahamoに変更しても、「中身はドコモの回線」なので、通信品質やエリアはまったく変わりません。これは、ドコモユーザーにとって非常に大きな安心材料です。
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通信エリア:ドコモと同じ全国カバー
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通信速度:ドコモと同様の4G/5Gエリア対応
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利用端末:現在のドコモ端末がそのまま使える(SIMロック解除済みであれば)
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アプリ:dアカウント連携が可能なので、My docomoで見ていた情報も引き継げる
また、dポイントの利用や貯め方も基本的には変わりません。ahamoはドコモの一部として設計されているため、極端な使い勝手の変化はないのです。
そのため、「料金は下げたいけど、通信品質は落としたくない」というドコモユーザーにとって、ahamoは非常にバランスの取れた選択肢と言えるでしょう。
変更前に注意するポイント
家族割は対象外
ahamoに変更すると、ドコモで適用されていた「みんなドコモ割(旧ファミリー割引)」が適用されなくなります。つまり、家族でまとめて割引されていた分がなくなる可能性があるということです。
たとえば、ドコモでは家族3人以上で契約している場合、月額1,100円(税込)割引されていることがありますが、ahamoへ移行するとその割引は終了します。自分だけahamoにすると、残った家族の割引額も変わることがあるため、家族全体のプラン見直しが必要です。
ただし、ahamoへ移行しても「ファミリー割引グループ」自体は維持されます。これは、家族間での国内通話が無料になる機能に影響します。家族間通話を重視する方は、そのままグループを維持すればOKです。
結論として、ahamoは一人で使う場合には割安ですが、家族でまとめて使っていた場合は、総合的に損になるケースもあるので、しっかり計算してから変更することが大切です。
ドコモメールの扱い
ahamoに変更すると、ドコモのメールアドレス(@docomo.ne.jp)は原則として使えなくなります。多くの人が長年使ってきたキャリアメールが使えなくなるのは、不便に感じるポイントの一つです。
ただし、**月額330円(税込)の「ドコモメール持ち運びサービス」**を利用すれば、ahamoへ移行後もドコモメールを引き続き使うことが可能です。このサービスにより、Webメールやスマホのメールアプリで、従来と同じメールアドレスを利用できます。
■ ドコモメールを使い続けたい人は:
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ahamoへの移行前に「ドコモメール持ち運び」に申し込む
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dアカウントとメールアドレスの紐付けを済ませる
■ 不要な人は:
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GmailやYahoo!メールなど、フリーメールへの移行を検討
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メールアドレス変更を連絡する必要あり(SNS、銀行、通販サイトなど)
移行前に「ドコモメールが必要かどうか」をしっかり確認し、必要なら事前に準備しておきましょう。
dポイント利用の注意
ahamoに移行しても、dポイントは引き続き貯められますし、使うことも可能です。ただし、ポイントの一部機能や付与条件が異なるため注意が必要です。
たとえば、ドコモユーザーに提供されていた「ずっとドコモ特典」や「dポイントクラブのステージ制度による特典」などは、ahamo移行後は対象外になることがあります。
また、ahamoでは「ポイントによる機種変更補助」などの端末購入割引的な使い方はできないケースもあるため、ポイントの使い道が変わる点に留意しましょう。
さらに、dカード GOLDを使っている方は、ahamoに変更しても「10%還元」などの一部特典は維持されますが、条件によっては変動があります。dカードとahamoの紐付け設定は忘れずに行いましょう。
結論として、dポイント自体はahamoでも活用できますが、ドコモ契約時と同じような使い方ができるとは限らないので、詳細を確認するのが大切です。
シェアパック加入時
もし現在「シェアパック」や「ギガホプレミア」で家族とデータ容量を共有している場合、ahamoへ移行するとそのシェアグループから抜けることになります。つまり、家族でのギガ共有ができなくなるのです。
たとえば親が親回線で、大容量のギガを契約しており、子どもがそれを使っていた場合、子どもがahamoに変更すると、その恩恵が受けられなくなるということです。
また、逆に自分が親回線だった場合、ahamoに変更すると、グループ全体に影響が出るため、他の家族にも迷惑をかける可能性があります。こうしたケースでは、家族全員でahamoに乗り換えるか、別々の回線で契約を見直す必要があります。
変更前には、自分の回線が「シェアグループのどの位置にいるか」を確認し、影響範囲を把握してから行動するのが鉄則です。
キャリア決済の変更点
ドコモからahamoへ変更することで、「ドコモ払い」などのキャリア決済サービスの扱いが変わります。結論から言うと、ahamoでもキャリア決済は利用可能ですが、一部の利用先では使えなくなることがあります。
とくに、d払いを経由したキャリア決済では問題ないことが多いですが、Google PlayストアやAppleのApp Storeなどで直接「ドコモ払い」を指定していた場合、自動的に使えなくなることもあるため注意が必要です。
また、ahamoへ移行した直後は、一時的にキャリア決済が利用停止になる場合もあります。その場合、ahamoアプリまたはd払いアプリで再設定すれば解決できます。
キャリア決済を頻繁に使っている方は、変更前に登録先の支払い方法を確認し、必要ならクレジットカードなどに切り替えておくことをおすすめします。
申し込みの流れ
dアカウントでログイン
ドコモユーザーがahamoに申し込むには、まずdアカウントでのログインから始まります。これは現在使っているドコモ回線と、ahamoの契約手続きを結びつけるために必要なステップです。
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ahamo公式サイトにアクセス(https://ahamo.com)
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トップページの「申し込み」ボタンをタップ
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「ドコモからの契約変更」の項目を選択
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dアカウントにログイン(パスワードまたは2段階認証)
ログイン後は、現在の契約内容に基づいた変更メニューが表示されます。ここでahamoにプラン変更するための流れが案内されます。
dアカウントに紐づいている情報がahamoでもそのまま使われるため、入力の手間が大幅に減るのがポイントです。ただし、ログイン時にパスワードを忘れていると手続きが進まないため、事前に確認しておくとスムーズです。
料金プランをahamoに変更
ログインが完了したら、現在のドコモ契約を「ahamo」に変更するためのプラン変更手続きを行います。ahamoは「ドコモの料金プランの一種」なので、解約ではなく料金プランの切り替えという扱いになります。
画面上に表示される内容を確認しながら進めると、次のような流れで進行します:
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料金プランを「ahamo」に選択
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通話オプションの追加(5分超過分のかけ放題を付けるかどうか)
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ahamo大盛り(+1,980円で100GB)を希望するかどうか選択
このとき、現在の割引やオプションサービスがどうなるかについても表示されるため、しっかり確認しましょう。たとえば「家族割の終了」「ドコモメールが使えなくなる」などの注意点が表示されます。
すべて確認し、問題がなければ「次へ」で進みます。
SIMの種類を選択
続いて、スマートフォンに挿入・設定するSIMの種類を選択します。ここでは以下の2種類から選ぶことになります:
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物理SIM(SIMカード):通常のカード型のSIMを使いたい人向け
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eSIM:スマホ本体にデータで読み込むタイプ。即日開通可能
もし現在使っている端末がeSIMに対応している場合は、eSIMの選択がおすすめです。物理SIMは郵送の手間があるため、時間がかかります。
ただし、スマホの対応状況によってはeSIMが使えないケースもあるため、事前にahamoの公式サイトにある「対応端末一覧」で確認しておきましょう。
選択後は、そのSIMの発行方法や設定方法についての案内が表示されます。
本人確認
次に行うのが本人確認手続きです。これはドコモユーザーであっても、新しい料金プランへの変更時には必須のステップになります。
本人確認の方法は以下の2つから選べます:
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eKYC(オンライン本人確認):スマホのカメラで自撮り+身分証撮影
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書類アップロード:運転免許証などの写真をアップロード
本人確認に使える主な書類:
| 書類名 | 注意点 |
|---|---|
| 運転免許証 | 有効期限内かつ現住所と一致していること |
| マイナンバーカード | 表面のみでOK(裏面は不要) |
| 健康保険証 | 補助書類(公共料金の領収書など)と併用 |
特にスマホで自撮りする方法(eKYC)は、自動で即時審査されるためおすすめです。明るい場所で、はっきり顔が写るように撮影しましょう。
申し込み完了
すべてのステップを終えると、最終確認画面に移ります。ここでは、これまで選んだ内容(料金プラン、通話オプション、SIMの種類など)を確認し、問題がなければ申し込みボタンを押して完了です。
申し込みが完了すると、以下のような通知が届きます:
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「申し込み完了」のメール通知
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SIMまたはeSIMの発行案内
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開通に関する情報(eSIMならすぐにQRコードが届く)
物理SIMの場合は、数日以内に自宅へ発送されます。eSIMを選んだ場合は、最短即日で回線開通が可能です。
また、申し込み内容はdアカウントに紐づいているため、ahamoアプリやマイページでいつでも確認できます。
変更後の設定
SIMカード挿入
物理SIMを選んだ場合、SIMカードが自宅に届いたらスマートフォンに挿入して設定を開始します。以下が基本的な流れです:
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スマホの電源をオフにする
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SIMピンでSIMスロットを取り出す
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ahamoから届いたSIMカードをセットする
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スロットを戻してスマホの電源を入れる
SIMカードが正しく挿入されると、自動で通信回線を認識し、「docomo」「ahamo」などの表示がスマホ画面に出てきます。ただし、機種によってはAPN設定や再起動が必要な場合もあるので、後述の設定もあわせて確認しましょう。
なお、SIMカードの向きやサイズには注意が必要です。無理に差し込んでしまうと端末が故障するリスクもあるため、取り扱いには慎重さが求められます。
eSIMの有効化
eSIMを選択した場合は、物理的なカードは不要ですが、スマホにahamoの通信情報(eSIMプロファイル)をダウンロードして有効化する必要があります。
手順は以下の通りです(iPhoneの場合):
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ahamoから届いたメールを開く
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添付されたQRコードを別の端末で表示
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スマホの「設定」→「モバイル通信」→「モバイル通信プランを追加」をタップ
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QRコードを読み取る
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「通信プランを追加」を選び、回線を有効化
Androidでも基本的な流れは同じで、「設定」アプリ内からeSIM追加メニューを開き、QRコードを読み取れば完了です。
ここでもWi-Fi接続は必須です。通信が使えない状態でeSIMの設定を進めるには、安定したWi-Fi環境が欠かせません。自宅やカフェのWi-Fiを利用するなどして準備しましょう。
APN設定
ahamoでは通常、SIMを挿した時点やeSIM設定完了時に自動でAPN(アクセスポイント名)が設定されるため、特に操作は不要なケースが多いです。ただし、一部のAndroid機種では手動設定が必要な場合があります。
APNの正しい情報は以下の通りです:
| 項目 | 設定内容 |
|---|---|
| 名前 | ahamo(任意) |
| APN | spmode.ne.jp |
| ユーザー名・パスワード | 未入力 |
| 認証タイプ | PAPまたはCHAP |
設定方法(Android):
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「設定」→「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」→「詳細設定」
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「アクセスポイント名(APN)」を選択
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右上の「+」から新しいAPNを追加
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上記の情報を入力して保存→選択
間違ったAPNを選んでいると、データ通信ができなかったり、通信速度が極端に遅くなったりすることがあります。設定を見直すだけで改善されるケースもあるので、不安な場合はチェックしましょう。
データ通信の確認
SIMの設定が終わったら、実際にデータ通信ができるかどうかを確認します。Wi-Fiをオフにして、スマホがモバイル回線でインターネットに接続できるかチェックしてみましょう。
確認ポイント:
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Webページ(Google、Yahooなど)が開くか
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YouTubeなどの動画が再生できるか
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SNS(LINE、Instagram、Xなど)がスムーズに動作するか
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ステータスバーに「4G」「5G」「docomo」などの表示があるか
もし「圏外」や「通信サービスなし」と表示されている場合は、SIMの挿入ミスやeSIMの読み取り失敗、あるいはAPN設定の不備が考えられます。その際は、以下の対処を試してください:
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スマホを再起動する
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機内モードをオン・オフする
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APN設定を見直す
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SIMカードを抜き差しする(物理SIMの場合)
通信が安定していれば、ahamoへの変更は無事完了しています。
Wi-Fi接続確認
最後に、Wi-Fi接続が問題なく動作するかもチェックしておきましょう。ahamoはモバイル通信がメインですが、自宅や職場のWi-Fiを利用することでデータ通信量を節約できます。
確認ポイント:
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Wi-Fiルーターに正常に接続できるか
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スマホがIPアドレスを取得しているか
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通信速度に問題がないか(スピードテストなど)
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Wi-Fi優先設定が有効かどうか(設定で確認)
iPhoneやAndroidでは、Wi-Fi接続がうまくいかない場合でもモバイル回線に自動で切り替わる「スマート切り替え機能」がありますが、通信の安定性を考えると、Wi-Fiの設定を最適に保つことはとても重要です。
ahamo回線に切り替えたあと、Wi-Fiが接続できなくなった場合は、ネットワーク設定のリセットを行うことで改善することもあります。
よくあるトラブル
アプリが繋がらない
ahamoへ変更後に起こるトラブルのひとつが、アプリ(特にMy docomoやahamoアプリ)に繋がらない問題です。多くの場合、アプリが「現在ご利用の契約ではご利用いただけません」や「通信エラー」などと表示され、ログインできないことがあります。
これは契約変更により、アカウント情報や通信状態が一時的に切り替わることで起こるトラブルです。
対処法:
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スマホを一度再起動する
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モバイルデータ通信でアクセスしてみる(Wi-Fi経由だと認証が不安定になることも)
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アプリのキャッシュとデータを削除
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アプリを再インストールする
とくにahamoアプリはdアカウントとの連携が重要なので、ログイン情報の確認も忘れずに。これでも繋がらない場合は、Web版のahamoサイトからログインを試すと解決することもあります。
dアカウント認証エラー
申し込み後や設定中に「dアカウントの認証に失敗しました」というエラーが出るケースもあります。このエラーは、dアカウントのログイン情報が古い、またはahamo移行によるシステム切り替えのタイミングで起こることがあります。
よくある原因:
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パスワードの入力ミス
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2段階認証コードが届かない
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アカウントがロックされている
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SIMが切り替わったばかりで通信が不安定
解決策:
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一度ブラウザからdアカウントにログインし直す
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パスワード再設定を行う
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「SMSが届かない」場合はWi-Fiを切ってモバイル通信にする
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アカウントロックは15分程度で自動解除されることも
dアカウントはすべてのドコモサービスの入り口なので、ahamoでもこのアカウントが中心になります。パスワードの管理やログイン設定の整理をしておくとトラブルを未然に防げます。
4G/5Gが入らない
SIMの切り替え後に「電波が入らない」「ずっと圏外」など、通信状態のトラブルが発生することがあります。特に5Gに対応しているスマホで「4G表示のまま」「圏外」の状態が続く場合は、以下の原因が考えられます。
主な原因:
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プロファイル(eSIM)の設定不備
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APN設定ミス
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SIMカードの挿入不良
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スマホ本体が対応周波数外
対処法:
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一度スマホを再起動
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ネットワーク設定をリセット(iPhone:「設定」→「一般」→「転送またはリセット」→「ネットワーク設定をリセット」)
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SIMの抜き差し
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モバイル通信設定で「5Gを使用」にチェックが入っているか確認
ahamoはドコモと同じネットワーク網を使っているため、エリアが対応していれば4G/5Gは問題なく使えるはずです。端末の仕様や設定を再確認することで、多くのケースは解決できます。
SMSが届かない
SMS(ショートメッセージ)が受信できないというトラブルも、ahamoへの変更直後に多く報告されています。SMSは本人確認やサービス連携に使われるため、届かないと何かと不便です。
よくある原因:
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SIMカードやeSIMの設定未完了
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SMSセンター番号が間違っている(Androidの場合)
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通信切り替えが未完了
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電話番号がまだ有効化されていない
解決策:
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スマホの再起動
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「メッセージ」アプリの初期化
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AndroidでSMSセンター番号を確認(「##4636##」でテストメニュー表示→SMS詳細)
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時間を置いて再送(開通直後は遅延することも)
また、SMSはWi-Fi経由では受信できません。必ずモバイル回線をオンにして確認するようにしましょう。
決済ができない
ahamoに移行した直後、「Google Play」「App Store」などでキャリア決済が使えなくなるトラブルがあります。特に以前「ドコモ払い」を利用していた方は注意が必要です。
これは、ahamoに変更することでキャリア決済の契約状態が一度リセットされることが原因です。
対処法:
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d払いアプリを開いて、支払い方法の再登録を行う
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Googleアカウント/Apple IDの支払い設定から「ドコモ払い」を再選択
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dアカウントに紐づける設定を再確認
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利用限度額の見直し(初期化されている場合あり)
基本的に、ahamoでもキャリア決済は使える仕組みですが、初期設定をやり直す必要があるという点がポイントです。特に定期課金やアプリ内課金をしている人は、移行後に再確認しておきましょう。
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まとめ
ドコモからahamoへの移行は、手続き自体はとてもシンプルで、オンライン上で完結する便利な仕組みが整っています。しかし、その一方で料金プランや特典の内容が大きく変わるため、事前にしっかりと確認することがとても重要です。
特に、「家族割の対象外になる」「ドコモメールが使えなくなる」などの注意点は、見落とすと後悔する原因になりかねません。家族全体の通信プランに影響が出る可能性がある場合は、慎重に検討する必要があります。
とはいえ、月額2,970円で20GB+5分通話込みというahamoの内容は、非常にコストパフォーマンスが高く、シンプルで分かりやすいという魅力があります。ドコモの回線品質そのままに、よりスマートな料金体系で使いたいという人には、最適な選択肢と言えるでしょう。
この記事で紹介したステップと注意点を踏まえれば、初心者でも迷わず手続きができるはずです。ぜひ自分の利用スタイルに合うかを見極めたうえで、スムーズな乗り換えを進めてみてください。

