「スマホ代をもっと安くしたい」「ギガが足りなくて困ってる」――そんな悩みを持つ学生におすすめなのが、ドコモのオンライン専用プラン「ahamo(アハモ)」です。月額2,970円で20GB、通話5分以内は無料というシンプルなプランが人気を集めています。
でも、いざ申し込もうとすると「何が必要?」「未成年でも契約できる?」「親の同意はいるの?」など、不安や疑問がたくさん出てきますよね。
本記事では、学生がahamoを申し込むときの注意点や必要なもの、申し込み手順から利用開始後のポイントまで、中学生でも分かるやさしい言葉で丁寧に解説します。これからahamoを検討している学生さんは、ぜひ参考にしてください。
学生がahamoを選ぶ理由
20GBで十分
学生にとってスマホの通信量はとても重要なポイントです。動画を見たりSNSを使ったり、オンライン授業を受けたりするなど、日常的にスマホを活用する場面は多いですよね。ahamoの基本プランでは月額2,970円で20GBの高速データ通信が利用可能。この「20GB」という容量は、実は多くの学生にとってちょうど良いバランスなんです。
例えば、YouTubeを中画質(480p)で1時間視聴しても約300MB、1日1時間視聴したとしても月9GBほど。SNSやLINEのやり取り、ネット検索などを含めても、月20GBあれば十分に足ります。加えて、大学や自宅、カフェなどでWi-Fiが使える環境があれば、モバイル通信量を大幅に節約できるため、月末にギガ不足で困る心配もほとんどありません。
さらに、ahamoのすごいところは「使い切っても最大1Mbpsで使える」という点。速度は落ちますが、SNSやメッセージのやり取り程度なら問題なく利用できるため、いざという時にも安心感があります。
このように、20GBという容量は、動画・SNS・授業など幅広くスマホを活用する学生にとって「足りる」「ちょうどいい」サイズ感。ギガを気にせず使いたいけれど、料金も抑えたいという学生には、非常にバランスの良いプランといえるでしょう。
料金が明確
ahamoの魅力のひとつに、「料金が非常に明確でわかりやすい」という点があります。学生の多くは毎月のお小遣いやアルバイト代の中でスマホ料金をやりくりしていますよね。だからこそ、複雑な料金体系やオプションが多いプランだと、「結局いくら払うの?」と不安になってしまうことも。
その点ahamoは、月額2,970円(税込)で20GB、5分以内の通話無料というワンプラン構成。追加でオプションをつけない限り、毎月の支払いはこの金額だけなので、お金の管理がとてもシンプルです。
他社のプランでは、「家族割」「学割」「◯ヶ月間だけ割引」などが絡んでいて、割引が終了すると急に高くなることも珍しくありません。ですがahamoは最初から割引なしの料金設定。つまり「長く使っても金額が変わらない」「追加料金の心配がない」という安心感があります。
また、通話が5分以内なら何度でも無料なので、ちょっとした電話をしたいときにも便利。オンライン授業や就活中の電話確認など、学生に必要な機能をしっかりカバーしつつ、料金を最小限に抑えてくれる点が支持されている理由です。
シンプルで管理しやすい
ahamoは、とにかくシンプルで分かりやすいプラン構成が最大の特長です。学生生活では、授業・サークル・バイトなど忙しい日々を送っている方が多く、「スマホ料金の管理まで細かくチェックするのは正直めんどう…」というのが本音かもしれません。そんな学生にこそahamoはぴったりです。
なぜなら、ahamoは1プランしか存在せず、「月額2,970円で20GB・5分通話無料」という基本プランだけ。余計な選択肢やオプションで悩む必要がなく、申し込みから利用開始後の管理まで一貫してシンプルなのです。
料金確認やデータ使用量のチェックも、「ahamoアプリ」でいつでも簡単に行えるのも嬉しいポイント。データ量が残り少なくなった場合は、追加チャージ(1GBあたり550円)もアプリからすぐに実行可能です。
さらに、契約内容の変更や支払い情報の確認もすべてオンラインで完結するので、わざわざ店舗に出向く必要もありません。これは特に、忙しい試験期間中やアルバイト終わりの深夜など、空いた時間に手続きがしたい学生にとって非常に助かります。
このように、ahamoはスマホの使い方や契約の仕組みがまだよく分からない学生でも、迷うことなく安心して使えるサービスです。
オンラインで完結
ahamoの申し込みや契約手続きは、すべてオンラインで完結します。つまり、ドコモショップや量販店などに行く必要がなく、スマホやパソコンがあれば24時間いつでも申し込みが可能です。
これは、授業やバイト、部活動などで忙しい学生にとって非常に大きなメリット。たとえば、夜の自由な時間帯に申し込みを済ませることもできますし、空き時間を活用して手続きができるのもポイントです。
申し込みの流れはとてもシンプルで、必要な情報を入力し、本人確認書類をアップロードするだけ。SIMカードの場合は数日後に配送され、eSIMを選べば最短で当日中に開通が完了します。特にeSIM対応スマホを持っている場合、即日利用開始できるスピード感は大きな魅力です。
さらに、契約後のサポートやプラン変更、追加データの購入などもすべてahamoアプリやウェブサイトから対応可能。時間も場所も選ばずにスマホの管理ができるため、学生生活との相性は抜群です。
海外利用にも強い
ahamoは、学生にとって意外と重要な**「海外対応の強さ」**も見逃せません。特に短期留学、語学研修、海外旅行など、海外に行く機会がある学生にとっては非常にありがたいポイントです。
ahamoの基本プランには、追加料金なしで海外82の国と地域で利用できる「海外ローミング」が標準搭載されています。特別な手続きや追加SIMの購入は不要で、ahamoの回線をそのまま海外でも使えるのです。
たとえば、海外でスマホを使うために現地SIMを購入したり、Wi-Fiルーターをレンタルしたりする手間が省けます。普段使いのスマホで、日本と同じようにネットや通話ができるのはとても安心です。
ただし、海外での利用も「20GBの中でカウントされる」ため、使いすぎには注意が必要。また、通信速度や接続の安定性は国や地域によって異なるので、事前に対応国を公式サイトで確認するのがベストです。
このように、ahamoは国内外でシームレスに使えるサービス設計となっており、グローバルに活動したい学生にとって心強い通信プランといえるでしょう。
申し込みに必要なもの
本人確認書類
ahamoに申し込む際には、必ず本人確認書類の提出が必要です。これは未成年であっても、20歳以上の学生でも変わりません。本人確認は、なりすましや不正契約を防ぐために法律で定められている大切な手続きの一つです。
ahamoで使える本人確認書類は以下のようなものがあります:
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運転免許証(住所・氏名が一致していること)
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健康保険証+補助書類(住民票など)
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マイナンバーカード(通知カードは不可)
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学生証は不可(身分証としての効力なし)
書類は申し込み時に写真を撮ってアップロードする形で提出します。カメラのピントが合っていない・光で文字が飛んでしまっている場合、再提出になることもあるため、撮影には十分注意しましょう。
また、入力する情報(名前・住所・生年月日)は書類と完全に一致している必要があります。少しでも違いがあると審査に落ちてしまうケースがあるので、申し込みフォームに入力する際は、書類を見ながら正確に入力することが大切です。
もし18歳未満で本人名義での契約ができない場合は、保護者名義で契約することになります。その場合も、保護者の本人確認書類と同意が必要になるため、あらかじめ相談しておきましょう。
支払い方法
ahamoでは、契約時に必ず支払い方法を登録する必要があります。学生にとって、ここが少しハードルに感じる部分かもしれませんが、手続きをスムーズに進めるためにも事前に準備しておきましょう。
ahamoで利用できる主な支払い方法は以下の2つです:
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クレジットカード
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銀行口座振替(金融機関によっては非対応の場合あり)
クレジットカードを持っていない学生も多いかもしれませんが、親名義のカードを登録することも可能です。ただし、この場合は必ず保護者の同意を得ている必要があるので注意してください。支払い情報は「dアカウント」に紐付けられるため、カード情報や口座情報は契約後もマイページから確認・変更が可能です。
また、デビットカードやプリペイドカードは原則使用不可とされています。最近は一部例外もありますが、審査落ちや引き落としエラーの原因になることがあるので、安定した決済が可能な支払い方法を登録するのがベストです。
未成年で支払い能力がない場合は、保護者名義で契約をしてもらい、その名義で支払い方法を設定する流れがスムーズです。
dアカウント
ahamoを申し込むには、dアカウントの取得が必須です。dアカウントとは、ドコモが提供する共通IDで、ahamoの契約・管理・利用明細の確認など、すべてこのアカウントを通して行います。
dアカウントは以下の方法で作成できます:
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メールアドレス(GmailやYahoo!メールなど)を使って登録
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携帯番号での認証
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名前・生年月日・性別などの情報を入力
作成は数分で完了しますが、あらかじめ使用するメールアドレスにアクセスできる状態にしておくことが重要です。認証メールが届かなければ手続きが止まってしまいます。
すでにドコモのスマホを利用していて、dアカウントを持っている場合は、新しく作る必要はありません。そのままログインして申し込みを進めることができます。新規でahamoを申し込む場合でも、dアカウントを先に作っておけば、申し込み手続きがスムーズに進むので、事前に準備しておくのがおすすめです。
MNP予約番号
現在使っている他社回線からahamoに電話番号をそのままで乗り換えたい場合、MNP予約番号が必要になります。MNP(モバイル・ナンバー・ポータビリティ)とは、携帯番号をそのままに他社へ移行できる仕組みです。
MNP予約番号は、今契約している携帯会社のマイページやカスタマーサポートから発行可能。以下は代表的な取得方法です:
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au:My au または電話窓口(0077-75470)
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SoftBank:My SoftBank または電話(*5533)
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楽天モバイル:my 楽天モバイルアプリから取得可能
MNP予約番号は発行日を含めて15日間が有効期限なので、取得後はなるべく早めにahamoへの申し込みを完了させましょう。期限切れになると再取得が必要です。
なお、MNPを使わない新規契約の場合は不要ですので、番号を変えてもいい場合はこの手続きは省略できます。
Wi-Fi環境
ahamoを申し込む際、そしてeSIMを利用する際にはWi-Fi環境がほぼ必須です。SIMカードを選んだ場合でも、初期設定やアプリのダウンロードのために一時的なインターネット接続が必要となる場面があります。
特に以下のような場面でWi-Fiが役立ちます:
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eSIMのプロファイルダウンロード
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契約手続き中の本人確認書類のアップロード
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初回のahamoアプリのインストールや設定
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MNP後のアクティベーション作業
スマホの回線が一時的に使えなくなる期間(切り替え時)もあるため、自宅や学校、カフェなどで安定したWi-Fiが使える環境を事前に確保しておくと安心です。
また、フリーWi-Fiを使う際にはセキュリティに注意しましょう。できれば自宅のWi-Fiを使うのが理想です。
親名義で契約する場合
同意が必要
学生の中には未成年の方も多く、「自分名義で契約できるの?」という疑問を持つ方もいるかもしれません。ahamoでは未成年(18歳未満)は本人名義での契約ができません。そのため、未成年の場合は親権者(保護者)の名義でahamoを契約する必要があり、その際には保護者の同意が必要となります。
たとえば、親の名義でahamoを申し込む場合、本人確認書類も親のものが必要になりますし、契約時にdアカウントを使って本人確認を行うときも親名義の情報を使う必要があります。
この「同意」には、法的な意味があり、未成年の子どもが勝手に親の名義で申し込むことはできません。事前にしっかりと保護者と話し合い、支払い方法や契約内容について了承を得ることが大切です。
また、ahamoのサポートはオンライン完結型なので、操作や契約に不安がある場合は、申し込み前に親子で一緒に画面を見ながら手続きを進めるのがおすすめです。
支払い方法の扱い
親名義でahamoを契約した場合、支払い方法も親の名義にするのが基本です。つまり、クレジットカードや銀行口座も親のものを登録する必要があります。これは、契約者本人と支払い方法の名義が一致していることが原則とされているためです。
学生自身がクレジットカードを持っていない、あるいは持てない場合も多いため、親名義での契約・支払い設定は非常に現実的な方法といえます。ただし、保護者が契約・支払いをする場合でも、実際に使うのは子ども自身であるため、料金管理や使用量の確認は、アプリなどを通じて本人が行うようにしましょう。
また、ahamoは家族割や親回線とのセット割のような割引制度がないため、親のドコモ契約とahamoの子回線を連携させることはできません。その点も理解した上で、料金プランや利用目的を整理してから契約を進めるのがおすすめです。
保護者にお願いして契約してもらう場合は、支払い日や請求内容の共有ルールを親子で決めておくとトラブルを防ぎやすくなります。
名義変更は可能?
「とりあえず親名義で契約して、あとから自分名義に変えたい」と考える学生も多いでしょう。ahamoでは、名義変更(譲渡手続き)は可能ですが、条件があります。
まず、名義変更をするためには以下の2つの条件が必要です:
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現契約者(親)と新契約者(本人)の両者が成人であること(18歳以上)
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名義変更手続きはドコモショップ店頭でのみ受付可能
オンライン専用プランであるahamoですが、名義変更だけは対面での確認が必要なため、ドコモショップへの来店予約が必要です。本人確認書類も2人分必要になるため、事前に準備をしておきましょう。
また、名義変更をしたタイミングで、支払い方法も新契約者(子ども)のものに切り替える必要があります。たとえば、自分のクレジットカードを持ってから、名義変更&支払い情報を切り替えるといった流れが一般的です。
このように、ahamoでは将来的に親から子への名義変更が可能なので、「学生の間は親名義で利用し、卒業後に自分名義にする」という使い方も選択肢として検討できます。
注意事項
親名義でahamoを契約する場合には、いくつか注意しておくべきポイントがあります。特に重要なのが、契約者情報と実際に使う人の情報が一致しないことで発生するトラブルです。
たとえば、スマホを紛失したときや通信トラブルが起きたとき、サポートへ問い合わせる必要がありますが、その際に「契約者本人でないと対応してもらえない」ケースがあります。つまり、学生自身が契約者でないと、操作できる範囲やサポートが制限される可能性があるのです。
また、dポイントなどの特典やアプリの連携も、契約者情報に基づいて設定されるため、家族でdポイントを共有したい場合や、d払いなどを使いたい場合は事前に仕組みを確認しておくとよいでしょう。
契約は親、利用は子どもという形式でも、ahamoの利用ルールや機能制限をしっかり把握しておくことでトラブルを防ぐことができます。
未成年契約との違い
ahamoでは、基本的に未成年(18歳未満)は本人名義で契約できません。これはドコモ全体の方針でもあり、未成年者保護の観点から厳格に管理されています。
そのため、未成年がahamoを使いたい場合は、親名義で契約してもらい、子どもが使用者としてスマホを使うという形式になります。これは、親の責任のもとで契約を行い、使用管理も親が行うというスタイルです。
また、ahamoには「ジュニア向けプラン」や「フィルタリング義務付きプラン」などは存在せず、大人と同じ通信環境での利用が前提となります。そのため、小・中学生が利用する場合は、保護者によるフィルタリングアプリの導入や利用時間制限の設定などが必要になります。
一方で、ドコモの親回線契約がある場合は、ahamoとは別に「キッズケータイ」や「U15はじめてスマホプラン」などが用意されています。未成年の間はそちらを利用し、18歳になったタイミングでahamoへ移行するという選択肢もあります。
以上のように、未成年がahamoを使う場合には親の協力が不可欠であり、親子でしっかり話し合ってから契約を進めることが大切です。
申し込み手順
必要情報の入力
ahamoの申し込みを始めると、まず最初に「契約者情報」の入力が求められます。これは本人確認や審査のために必要な手続きで、情報の正確さがとても重要です。
入力項目は以下の通りです:
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氏名(漢字・カナ両方)
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生年月日
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性別
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住所
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連絡先電話番号
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メールアドレス(dアカウントに使用するもの)
これらの情報は、後で提出する本人確認書類と完全に一致している必要があります。たとえば、住所にマンション名が抜けていたり、漢字の表記が異なっていたりすると、審査で引っかかってしまう可能性があります。
また、MNP予約番号を利用する場合は、現在契約している携帯電話番号や予約番号の入力も求められます。この情報も正確に入力しないと乗り換えがスムーズに行われません。
入力フォームはスマホでもパソコンでも操作可能で、画面に従って進めれば特に難しい箇所はありませんが、「確認画面での見直し」は必ず行うようにしましょう。ミスをそのまま提出してしまうと、修正に時間がかかってしまい、手続きが数日遅れることもあります。
特に学生の場合、保護者と一緒に情報を確認しながら進めると安心です。
本人確認
ahamoの申し込みでは、契約者本人であることを証明するために、本人確認書類のアップロードが必要です。これは、法律(携帯電話不正利用防止法)に基づいた重要な手続きであり、正確に提出しないと審査に通らず、申し込みがキャンセルになる可能性があります。
使用できる本人確認書類の例は以下の通りです:
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運転免許証
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マイナンバーカード(表面のみ)
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健康保険証+補助書類(住民票など)
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パスポート(所持人記入欄ありのもの)
学生証や通知カードは本人確認書類として認められていませんので注意しましょう。
アップロード方法は簡単で、スマホのカメラで書類の写真を撮影し、申し込みフォームにアップロードするだけです。ただし、ピントがぼけている・光が反射して文字が読めない・一部が切れているといった不備があると、再提出の連絡が届くこともあります。
また、ahamoではAIによる自動審査が行われており、アップロード後すぐに確認が完了するケースも多いです。事前に書類をきちんと整えておくことで、申し込みから利用開始までの時間を大幅に短縮できます。
プラン選択
ahamoでは、基本的に1つの料金プランのみが提供されており、迷うことなく選択できるのが特徴です。2025年現在のプラン内容は以下のとおりです:
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 月額料金 | 2,970円(税込) |
| データ通信量 | 月間20GB |
| 通話 | 5分以内の国内通話無料 |
| 海外ローミング | 対応(82の国と地域) |
| 追加データ購入 | 1GBごとに550円(税込) |
この基本プランに対し、必要に応じて以下のオプションを追加することができます:
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かけ放題オプション(+1,100円/月)
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留守番電話サービス(別料金・非対応の端末もあり)
学生の場合、「あまり電話を使わないけど、データ通信は多めに使いたい」ケースが多いため、追加オプションなしでも十分満足できる内容となっています。
申し込み画面では、まず基本プランが表示され、次に必要なオプションの選択画面へ進みます。オプションは後からでもahamoアプリやマイページで追加・削除が可能なので、まずは最小構成で契約して、後から必要に応じて調整するというのもおすすめの方法です。
SIM設定
ahamoの申し込み時には、「SIMカード」か「eSIM」のいずれかを選ぶ必要があります。SIMとは、スマホに挿入して回線をつなぐためのチップのこと。eSIMは、そのデジタル版です。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| SIMカード | 物理的なカード。郵送で届くため数日必要。 |
| eSIM | ダウンロードで即日利用可能。SIM不要。 |
eSIMに対応したスマホを持っている学生には、eSIMがおすすめです。なぜなら、申し込み後すぐにQRコードが送られてきて、それを読み込むだけで開通できるからです。一方、SIMカードを選んだ場合は、郵送で届くのを待ってから設定作業に入る必要があります。
ただし、eSIMは対応端末やOSのバージョンに制限があるため、事前にahamo公式サイトで自分のスマホが対応しているかどうかを確認しておくことが重要です。
選択時に「eSIMにするか迷ったらどうすれば?」という方は、時間に余裕があるならSIMカードで始めて、後からeSIMへ切り替えることも可能です(ただし再発行手数料がかかる場合があります)。
初期設定
SIMが手元に届いた、またはeSIMをダウンロードしたら、最後に必要なのがスマホ側の初期設定です。これは回線を有効にし、ahamoの通信を正常に使えるようにするためのステップです。
設定の主な内容は以下のとおりです:
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SIMカードをスマホに挿入、またはeSIMを有効化
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スマホを再起動
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必要に応じてAPN(アクセスポイント名)設定
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モバイルデータ通信をオンにする
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Wi-Fi接続をオフにして通信確認
特にAndroid端末の場合は、APN設定を手動で行う必要がある場合があります。APN設定はahamoの公式サイトに詳しく記載されていますので、該当する場合は指示に従って設定してください。
iPhoneの場合は、iOSの最新バージョンであれば自動で設定されるケースが多く、再起動だけで通信可能になることもあります。通信ができない・電話がつながらないなどの症状がある場合は、一度再起動を試すのが定番の対処法です。
初期設定が完了すれば、ahamo回線が有効になり、スマホをすぐに使い始めることができます。
利用開始後のポイント
ギガ節約術
ahamoの20GBプランは学生にとって十分な容量ではありますが、やはり月末になると「ギガが足りるか心配…」という声もよく聞きます。そこで、日々のちょっとした工夫でギガを節約できるテクニックをいくつかご紹介します。
まず、Wi-Fiの活用が鉄則です。自宅や学校、カフェなどで使えるWi-Fiは積極的に利用しましょう。特に動画の視聴やアプリのアップデート、クラウドサービスへのバックアップなどはWi-Fi環境で行うだけで、ギガの消費を大幅に抑えられます。
また、YouTubeやNetflixなどの動画配信サービスでは、画質を下げて再生することで通信量を削減できます。480p(標準画質)にするだけでも大幅に節約可能です。アプリごとに画質設定を見直しておきましょう。
さらに、SNSアプリ(Instagram・TikTok・Twitterなど)は動画や画像の自動再生がギガ消費の原因に。設定で自動再生をオフまたはWi-Fi接続時のみ再生にすることで節約効果が高まります。
LINEやメールなどの通信はごくわずかなので、心配する必要はありませんが、通話をよく使う方は、LINE通話よりもahamoの5分無料通話を使う方が音質が安定し、ギガも消費しません。
このように、ちょっとした設定変更や使い方の見直しで、20GBをしっかり使い切ることができ、無駄な追加料金も防げるようになります。
海外ローミング
ahamoの最大の強みのひとつが、追加料金なしで海外82の国・地域でデータ通信が使えるという点です。これにより、学生が短期留学や語学研修、卒業旅行などで海外へ行く際も、スマホをそのまま持っていって現地で使えるのは非常に便利です。
利用方法はとても簡単で、渡航先でスマホのモバイルデータをオンにするだけ。特別な設定や申込は不要です。ただし、利用には以下の条件があります:
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日本国内で契約しているahamo回線であること
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渡航前に海外ローミング設定がオンになっていること
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月間20GBの通信量内であること(海外利用も同じ容量にカウント)
20GBのうち、海外での通信も含まれるため、帰国後の残量が減っていることを想定しておく必要があります。また、通信速度や安定性は国によって異なるため、大容量のデータ転送やオンライン会議は控えるのが無難です。
念のため、海外ローミングに対応している国・地域はahamo公式サイトで確認し、必要に応じて現地Wi-Fiと併用すると安心です。
料金管理
ahamoの良さは、毎月の料金が明確かつシンプルなことですが、それでも「うっかり使いすぎた」「通話で追加料金が発生した」といったケースはあり得ます。だからこそ、利用開始後は料金をしっかり管理する習慣をつけておくことが大切です。
料金の確認には、ahamoアプリの活用が非常に便利です。アプリ内で以下のような情報がリアルタイムで確認できます:
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現在のデータ使用量
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今月の料金内訳
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通話時間の累計
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オプション加入状況
特に通話に関しては、5分以内の通話は無料ですが、5分を超えると、30秒ごとに22円の通話料が発生します。何度も電話する機会がある方は、オプションの「かけ放題」を検討するのも一つの手です。
また、支払い方法が親のクレジットカードの場合、使いすぎた分が後でバレて怒られる…なんてことも。自分でアプリを使って確認し、親にもきちんと報告するようにすると信頼も得られます。
紛失時の対応
スマホをなくしてしまった時はパニックになりがちですが、ahamoでは迅速に対応するための手段が整っています。学生にとっては特に重要なポイントです。
まず、スマホを紛失した際は、「ドコモお客様サポート」やahamoのマイページにアクセスして、回線の一時停止を行うことができます。これにより、不正利用を防げます。eSIMであっても同様の対応が可能です。
次に、GoogleやAppleの「端末を探す」機能を利用すれば、スマホの位置を確認したり、遠隔でロック・データ削除をすることも可能です。あらかじめこの機能を有効にしておくことが、万が一のときに大きな助けになります。
その後、スマホが見つからなかった場合は、新しい端末で再発行手続きが可能です。SIMカードの場合は再発行に数日かかりますが、eSIMなら再ダウンロードで即日復旧できることもあります。
紛失時にやるべきことを事前に知っておくだけで、落ち着いて対応できるようになります。
注意すべきアプリ
学生のスマホ利用において、知らないうちに**ギガや料金を消費する「注意すべきアプリ」**が存在します。代表的なのが、以下のようなアプリです:
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動画系:TikTok、Instagram、YouTube(自動再生設定に注意)
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音楽系:Spotify、Apple Music(高音質でのストリーミング再生)
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ゲーム系:PUBG、荒野行動(リアルタイム通信&更新が重い)
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クラウド系:Googleフォト、iCloud(自動バックアップ)
これらのアプリは、バックグラウンドで常に通信していることがあり、気づかないうちに大量のギガを消費することも。節約のためには、Wi-Fi接続時のみに同期を行う設定に変更したり、バックグラウンド通信をオフにしておくと良いでしょう。
また、アプリ内課金にも注意が必要です。気軽に課金できてしまう分、ahamoの明細に反映されたときに初めて「使いすぎた」と気づくケースもあります。App StoreやGoogle Playでのパスワード認証設定を活用して、うっかり購入を防ぎましょう。
まとめ
学生がahamoを選ぶ理由は明確です。シンプルで分かりやすい料金体系、月20GBというちょうどいいデータ容量、そして海外利用にも対応した充実した機能。特にスマホ代を自分で管理したい学生にとっては、コストパフォーマンスの高い選択肢といえるでしょう。
申し込みに必要な書類やdアカウント、Wi-Fi環境の準備など、事前に確認すべきポイントを押さえておけば、スムーズに手続きが完了します。未成年であれば親の同意や名義が必要になる点にも注意が必要です。
また、申し込み後もギガの節約術やアプリの設定、料金管理方法など、知っておきたい実用的な知識を身につけておくと、無駄な出費を防げます。
ahamoはオンライン専用プランではありますが、スマホリテラシーの高い学生にはピッタリのサービス。この記事を参考に、自分に合った申し込み方法で、安心してahamoライフを始めてください。

