絵本の読み聞かせは、言葉を覚えたり、想像力を育んだりという効果があるそうです。
子供にとって大切な事なんですね。
我が家でも7カ月頃から読み聞かせを始めました。
息子は絵本に興味はあるものの、『絵本をめくる』行為がお気に入りでした。
内容は全く興味なし。
1歳を過ぎても絵本に興味がない息子を見て、言葉も遅いのに不安になりました。
2歳を過ぎたころ、少しづつ変化が現れました。
我が子の絵本の楽しみ方…理想とかけ離れたそのワケとは!?
寝かしつけのルーティンとして代表的なのは、絵本の読み聞かせですよね。
友人の子供は、寝かしつけに絵本を読んであげるのが日課だそうです。
お母さんの隣に寝転んで、静かに絵本を眺める・・・まさに理想ですね。
息子は正反対で、絵本はめくって遊ぶおもちゃでした。
絵本を隣で読もうとすると、私から絵本を奪い取りめくって遊びだします。
寝る前にテンションが上がってしまい、なかなか寝てくれなくなりました。
なので、寝かしつけに絵本は使わなくなりました。
何とか絵本に興味を持ってもらうために、昼中に絵本に触れさせようと考え、見せてみました。
すると変化が起こりました。
めくるだけでなく、破って遊ぶようになってしまいました。
困った私は、絵本を渡すのをやめました。
今思うと、いきなり楽しみ方の分からないものを渡されても、破ったりするのは当たり前ですよね。
息子なりに考えて、めくったり破ったりして遊んでいただけ。
楽しみ方を理解しないと、絵本を読み聞かせるのは難しいと考えました。
読み方の工夫は失敗…でもあるコトで自分から絵本を開くように!!
普段、私たちは何気なく新聞を読み、本を読んでいます。
『読む』と言う事を、知らない間に理解し、行動しています。
当然、親に教えてもらったはずですが、どうやって教えてもらったか記憶にありません。
『読む』という行為を理解してもらうには、何をすべきか。
簡単な事なのに理解するように伝えるのは、とても難しいです。
まずは『見るもの』と言う事を理解してもらおうと考えました。
物語の絵本ではなく、絵を描いているだけの本を用意しました。
絵を見せながら話しかけると、興味を持ってくれました。
絵本に描いている乗り物の通りに動かすと、喜んでくれました。
次に、仕掛け絵本を用意しました。
息子に大人気で、自分で動かせるのが楽しかったようです。
息子の動きに合わせて、セリフを入れると大喜びしていました。
私が絵本を持っていくと、自分から絵本を手に取るようになりました。
息子は絵本の楽しみ方を分かってくれたようでした。
読み聞かせとまではいきませんが、絵本に興味を示してくれたことがうれしかったですね。
親子で絵本を楽しめるようになりました。
子供が絵本に興味を示すのは1歳ごろからと言われています。
興味を持ってもらうためには、子供に絵本を選んでもらったり、読み方を工夫したりといろいろあります。
まずは読み方の工夫を試してみました。
声優になった気分で朗読しました・・・が、私の顔のほうが面白かったようです。
絵本というより、私の顔を観察して楽しんでいました。
読み方の工夫は失敗です。
息子は1歳頃から、音の出るおもちゃが大好きでした。
キーボードに太鼓など、毎日うるさいくらいでした。
そこで考えたのが、音の出る絵本でした。
鉛筆の様な棒を絵柄に押し当てると、絵の名前と音が鳴る絵本です。
これが息子には大ハマリ。
毎日この絵本を放しませんでした。
音に合わせて、言葉も覚えていきました。
2歳前後の頃、音の出る絵本は飽きたようです。
代わりに動物や遊具の名前を言うのがブームになりました。
なので昆虫図鑑などを用意すると、興味を示すようになっていきました。
図鑑の絵を指さし、名前を言って楽しいでいました。
好きな事や興味を取り入れる事で、こんなにも変わってくれるとは思いませんでした。
この頃から、息子は一人で絵本を開いて楽しむようになりました。
きっかけや興味の対象が異なっても、絵本に親しむ読み聞かせは大切!
絵本の読み聞かせに興味を持って欲しい。
私もたくさん悩み、いろんなことを実践しました。
子供は、興味がないことには見向きもしません。
まずは興味を持ってもらうことが、絵本を楽しむことの第一歩です。
楽しいと思えば、自分から絵本で遊ぶようになると思います。
今まで絵本は遊ぶものと認識していた息子も、本に興味を持ち絵本の内容も楽しんでいます。
幼稚園では、先生の絵本の読み聞かせも楽しんでいるようです。
一度見させて頂きましたが、「次は~・・・」とセリフの合間を上手に使って、さらに感情込めて読んでいました。
子供たちはもちろん、周りのお母さんたちも見入っていました。
さすがプロですね。
幼稚園の先生方の読み聞かせは、本当に参考になりました。
息子の場合は音がきっかけでしたが、友人の友達は色がきっかけだったようです。
色とりどりの絵本に興味を持ち、そこから絵本が好きになったそうです。
子供たちはそれぞれ好きなことが違いますよね。
一人の子供でも、年齢によって好きなことは変化していきます。
その時に興味があるものを見つけて絵本に取り入れる事で、絵本も大好きになってくれると良いですね。